泡瀬干潟埋め立て/7676人の署名提出/住民投票市民の会/条例案、来月に本請求
【沖縄】中城湾港泡瀬沖合埋め立て事業の是非を問う住民投票の実施を求める泡瀬干潟・住民投票市民の会(漆谷克秀氏ら共同代表三人)のメンバーは二十四日午後、沖縄市選挙管理委員会に住民投票条例の制定を求める七千六百七十六人の署名を提出した。条例制定請求に必要な有権者の五十分の一(約千八百)を上回っている。市民の会は選管での公告縦覧を経て、一月中旬に条例案を本請求する予定。市は請求から二十日以内に議会を招集し、条例案を提案する。
提出後、漆谷共同代表は、七月臨時会で条例案を否決した市議会での審議に厳しい認識を示しながらも「推進側も推進署名を集め、市民の声を問おうとした。やはり民意を確かめるべきだ」と強く求めた。
目標だった前回の署名数約九千四百を下回ったことについて「強引なことはしていないので、そこが運動の弱さだったのかもしれない」と話した。一方、「推進を懸念する人も多く、そういう人の勇気を示せたことは市民にとって良かったのではないか」と意義を強調し、「息の長い運動をしていきたい」と今後も住民投票の実施を求める活動を続けていく考えを示した。 |