調査終え着工判断/泡瀬埋め立て東部海浜開発/推進署名に担当相
【東京】泡瀬干潟の埋め立てが焦点となっている東部海浜開発計画で、仲宗根正和沖縄市長と推進派の「美ら島を創る市民の会」の比屋根清一会長ら代表は十九日、内閣府に尾身幸次沖縄担当相を訪ね、市民約八万五千人の署名を携え、事業の早期着工を求めた。
尾身沖縄相は「大勢の署名が集まったことは高く評価している。熱意の表れだ」と述べる一方、県と市が進めている観光需要予測調査などを含めた土地利用計画、藻場の移植調査結果などを踏まえ、事業着工を判断する考えを示した。
要請後、仲宗根市長は「ここまできたので、最大限、工事が実現できるよう頑張りたい。手ごたえはかなりあった」と強調。比屋根会長は「感触としては着工の方向に進んでいると受け止めている」と述べた。 |