藻場移植を再開/総合事務局
【沖縄】中城湾港泡瀬地区埋め立て事業で、沖縄総合事務局は十九日午後、汚濁防止膜の破損やチェーンによる海底のこすれで藻場が荒れていたことを原因に十一月二十一日から中断していた藻場の移植実験を再開した。
総合事務局では先週末から、対策として膜が潮流で動かないようH型の鉄鋼で膜を海底に固定し、ブイで水中につり上げるなどの作業を海草採取海域で実施。十八日までに終了した。
実験は当初、年内に終える予定だったが来年一月末までかかる見込み。総合事務局では「天候によっては、さらに終了がずれ込むことも予想される」と話している。 |