ギャラリー/玉城栄一油絵展(沖縄三越ギャラリー 10日まで)
光風会会友で新生美術協会会員の玉城さんは日展9回入選の実績をもつ。今回の個展では30点近くを披露している。
「廿日正月の日」はジュリ馬行列が行われる二十日正月を題材に紅型衣装をまとった女性群が描かれている。「四つ竹」は舞う女性が描かれているが、沖縄の伝統芸能や風俗が画面に記録されているかのようでもある。朝の陽光を題材にした「泡瀬干潟の朝日」や「浜比嘉の朝日」は海面に照る日差し、明るくなりつつある空のグラデーションが引き付ける。バラを描いた作品も多い。 |