最大の争点は泡瀬埋め立て/社民、共産が協定締結へ/沖縄市長選
【沖縄】来年四月の沖縄市長選に向け、沖縄市議会野党の社民、共産両会派は今週中にも政策協定締結に向けた協議を開始する。両党は、市長選の最大の争点は泡瀬干潟の埋め立て問題との認識で一致。埋め立ての是非を問う住民投票条例制定を盛り込む方針。共闘態勢で現職の仲宗根正和市長の対立候補を擁立することを確認しており協定締結後に人選に入る。
社民の市議は与党の社大系会派・市民クラブにも共闘を働き掛けているが、交渉は難航している。対立候補については合意に至っていないものの、名護市の勝山病院院長、大山朝賢氏(六〇)=沖縄市登川=を有力視。出馬要請に向け、革新超党派の市民グループと調整していく考え。だが大山氏は、出馬を打診した市民グループに対し先月二十二日、出馬しない意向を正式に伝えている。
一方、すでに五月に出馬に意欲を示している現職の仲宗根市長の支持者らは、対立候補擁立の動きを見守っており、正式な出馬表明は十二月との見方が強い。 |