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  2001年11月26日 朝刊 22面
狂牛病対策で政務官に要請/沖縄商工会議所

 【沖縄】米国テロ事件や狂牛病の影響で関連業者の売り上げが落ち込む中、沖縄商工会議所の平良幸雄会頭ら役員が十七日、沖縄市内のホテルで中野清財務大臣政務官に会い、政府による支援を求めた=写真。
 席上、会議所側からは「狂牛病騒ぎで売り上げが落ち、資金繰りに苦しんでいる店があるが、融資に関しては公庫や保証協会の審査が厳しく、うまくいかない。もう少し柔軟な対応がお願いできないか」「公共工事は一律に減らされるのか」などの質問が出された。
 融資面の要望については「一生懸命やらせていただく」としながら、関連して出された沖縄公庫の存続要請には「きちっと約束できると思う」と答えた。また公共工事の削減問題では「沖縄には全国の76%の基地が存在するという現実がある」と指摘し、負担感の解消の側面から一律削減に否定的な考えを示した。 要請の席で会議所側は、沖縄市の東部海浜開発事業への理解も求めた。
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