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  2001年11月23日 朝刊 33面
海草藻場移植実験中止求める/干潟を守る会

 中城湾港の泡瀬地区埋め立て事業で海草藻場移植実験が自然環境を破壊しているとして、泡瀬干潟を守る連絡会(内間秀太郎、藤井晴彦共同代表)は二十二日、沖縄総合事務局に実験の中止を要請した。第十一管区海上保安本部には、水質汚濁の調査と実験の中止勧告を出すよう申し入れた。
 要請前に県庁で記者会見した内間代表らは(1)実験地に張り巡らせた汚濁防止幕が至る所で破損、用を成していない(2)潮流で幕が固定用の鎖ごと動き、海草藻場を削り、貝類やサンゴに影響を与えている(3)移植先にも海草藻場があり、二重の環境破壊を招いている―などと指摘。「環境保全のために三fの移植実験を行うとしながら、二fの海草藻場を破壊している。すでに実験と呼べる状態ではない」と話した。
 沖縄総合事務局は「現地の事務所で事実を確認し、しかるべき対応を取っていく」(港湾計画課)としている。
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