市民の会が早期着工署名運動へ/泡瀬埋め立て事業
沖縄市の東部海浜開発泡瀬埋め立て事業の早期着工を目指す「美ら島を創る市民の会」の比屋根清一会長、西田健次郎会長代行らが十九日、県庁記者クラブで会見し、五万人の署名を十二月の市議会で提出することや、二十五日に上京し、内閣府など関係省庁へ要請する今後の取り組みを発表した。
西田氏は「国会で70%が反対しているという根拠のない数字が出て、いきなり工事が中止になった。このままでは、推進する市民はいないとなっており、沖縄市民が熱い思いを持っていることを証明しなければならない」と語り、工事の中断は藻場移植のためではなく、工事見直しを求める住民運動が原因との見方を示した。
市民の会では、工事の見直しを求め、沖縄市議会十二月定例会への提出を狙っている住民投票条例制定の動きを意識して、署名運動を展開していく。
土地利用のめどが立っていないという指摘に対して、同席した仲宗根正和沖縄市長は「コンセプトは曲げない。社会情勢の変化に応じて若干の見直しは必要ではないか」と語った。 |