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  2002年 2月 8日 朝刊 1面
泡瀬埋め立て理解得た/市長工事再開要請に/沖縄相が認識示す

 【東京】中城湾港泡瀬地区埋め立て事業の是非をめぐる住民投票条例案が沖縄市議会で否決されたことを受け、仲宗根正和沖縄市長は七日、尾身幸次内閣府沖縄担当相を訪ね、一日も早い工事再開を要請した。尾身沖縄相は、署名と二度の住民投票案否決で、事業推進に向けて市民の理解が得られたとの見解を示した。(2面に関連)
 工事再開時期について尾身沖縄相は、環境監視検討委員会の最終判断や埋め立て地区の事業計画を挙げ、「二つを事務的にきちっとやればいい。できるだけ早くとしか言えない」とし、両手続きを待つ考えを示した。
 仲宗根市長は「八万五千人の署名と住民投票を二度否決したことの意味を、大臣は大きいと話していた。三月中の再開と思っているが、尾身大臣の立場もあり、県と国、市で意見調整をしている」と三月中の工事再開を希望していることを明らかにした。また「近く稲嶺知事が泡瀬の件で要請すると聞いており、同行したい」とも述べた。
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