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  2002年 1月31日 夕刊 5面
汚濁防止幕破損実験を再び中断/泡瀬、海草移植

 【沖縄】沖縄総合事務局が実施している泡瀬埋め立て事業の海草移植実験が二十六日から、再度中断していることが三十一日までに分かった。濁りの拡散を防ぐために現場海域に張り巡らせた汚濁防止幕の一部が破損したためで、沖縄総合事務局の中城湾港出張所は「波の干満や揺れで破損は当然ある。通常のメンテナンスのために中断している」と説明している。同実験の中断は二回目。
 実験は昨年十一月から開始、約三ヘクタール分の海草を機械によって近くの海域へ移植している。しかし、昨年十二月には汚濁防止幕の重りが海底をこすり底生生物などに被害を与えているとして一時中断。沖縄総合事務局は、防止幕の重しを改良するなどして対策を取っていた。
 同出張所は実験再開のめどについて「修繕には一週間ほどかかる。今週末か来週までに再開したい」と話している。
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