[わたしの主張あなたの意見]/埋め立て回避/基地返還望む/川根吉彦=52歳
沖縄市の東海岸にある泡瀬干潟の埋め立ての是非をめぐり暗い様相を呈している。二十年前から市議会において全会一致で推進されてきた事業であるとのことだが、市民を二分するかのような紛争と化している。
推進派は、全国的な公共事業に反対するプロのグループが、善良な市民を扇動していると分析、それに対して反対派は、環境保護を盾に「市内外から貝を採りに毎日潮干狩りに来る」と説く。市当局も行政執行側と市職労の業務・権利の主張で、市民に対する公僕としての認識が宙に浮いているかのようだ。
しかし、推進派、反対派の対立はまだ、究極な議論に達していないと思う。なぜならこの事業の責任は、国にあるからだ。国は長引けば計画はとん挫すると思っている。これで終止符を打っては駄目だ。この際、沖縄市西側の広大な米軍基地を撤去させるため、双方とも反基地闘争へ決起してはどうだろうか。未来の沖縄市のために!(沖縄市、無職) |
