見た!ジュゴンの食み跡/辺野古の海に感動/南伊豆エコツアー
【名護】伊豆半島を中心にシュノーケリングによる自然観察会や海のエコツアーなどを行っている南伊豆海洋生物研究会(相生啓子会長)のメンバーら四人が二十一日、名護市の辺野古地先で観察会を実施した。ジュゴンのえさ場となる藻場の観察などを目的としたもの。
観察を終えた相生会長は「ジュゴンの食(は)み跡が確認できた。辺野古の海は自然観察の場所として優れている」と感想を語った。同研究会は、シュノーケリングによる自然観察会の普及や、自然を生かした地域振興を考える活動などに取り組んでいる。県内では、今年六月に泡瀬干潟や名護市の嘉陽地先での観察会を実施。今後、県内の関係者らと交流を図りながら、地元が主体となったシュノーケリングによる「海のエコツアー」を普及させたいとしている。
相生会長は「今回は沖縄へのエコツアーの下見も兼ね、辺野古の海の海草やさんご礁を見たいと思いツアーを組んだ。今後、地元との交流を重ねながら、シュノーケリングのエコツアーを実施していきたい」と話した。
(写図説明)辺野古地先でシュノーケリングの自然観察会を行った南伊豆海洋生物研究会のメンバーら=辺野古漁港 |