沖縄タイムス社ホームページ

沖縄タイムス購読問い合わせ
新聞記事トップ

泡瀬の干潟トップ
  2001年12月15日 朝刊  27面
8万4千人が推進署名/「泡瀬埋め立て意義浸透」/美ら島創る市民の会が発表

 【沖縄】中城湾泡瀬地区埋め立て推進の署名活動を展開した「美ら島を創る市民の会」(比屋根清一会長)は十四日までの集計作業で、市民の約七割に当たる約八万四千人の署名を集めたことを確認した。同会代表らが十九日に上京し、内閣府に尾身幸次沖縄担当相を訪ね、署名簿を提出、工事の早期着工を要請する。

 比屋根会長は「短期間ではあったが、署名運動の意義を市民に浸透させることができた」と話した。同会は約二カ月間で、総決起大会を開催、企業動員などによるローラー作戦を展開するなど精力的に署名運動を実施。沖縄市外からも十二万八千人を集め、総数は二十一万二千九百人に達したという。

 一方、「大事なことはみんなで決めよう住民投票市民の会」(漆谷克秀代表)のメンバーは十四日午後、街頭署名活動を実施。推進派の署名数について、漆谷代表は「それほど集めたのなら、推進派も自信を持って市民投票に賛成してほしい」と要望した。

 同会の署名運動は十九日に締め切り、市選挙管理委員会へ二十四日に署名簿を提出する。
   関連情報