干潟そのものに価値/街づくりで座談会/住民投票市民の会
【沖縄】泡瀬干潟埋め立て事業をめぐり、賛否の議論が活発化する中、沖縄市のまちづくりや干潟の魅力について考えようと、座談会「共に語ろう! 沖縄市を 泡瀬を」(主催・大事なことはみんなで決めよう住民投票市民の会)が八日、沖縄市のかりゆし園で開かれた。干潟に慣れ親しんでいる市民らが、干潟を環境教育や観光に役立てるなど、自然を生かしたまちづくりの在り方について提案した。
同市民の会の新屋敷二幸共同代表がコーディネーターを務め、五人のパネリストがそれぞれ意見交換した。元教員の石川栄喜さんは、泡瀬干潟で豊富な貝類が採取できることを挙げ、「泡瀬ではいろんな発見があり、大人でも心が躍る。干潟そのものに値打ちがある」と強調。ダイバーの譜久里茂さんは、国が進めている移植実験が生物へ影響を及ぼしている状況を報告。「泡瀬には戦前からの海が残っている」と豊かな自然を守ることを訴えた。 |