「藻場移植は実験」/泡瀬干潟で内閣府局長
【東京】川口順子環境相は二十二日の参院環境委員会で、沖縄タイムス社などが実施した中城湾・泡瀬干潟の埋め立て事業計画の世論調査で、事業反対が六割近くを占めたことについて、「沖縄県と連絡を取って情報を収集したい」と述べた。岩佐恵美委員(共産)の質問に答えた。
泡瀬干潟の藻場移植調査が実験なのか、事業の一環として先行事業なのかとの質問に対し、内閣府の武田宗高沖縄振興局長は「環境監視委員会の意見に基づいて三ヘクタールで海草の実験をしている」と答えた。
藻場の発育状況については、「良好に生育していたが、九月の台風16号の影響で、移植した場所など十三地点を調査し、海草の消失など被害が確認された」と述べた。 |