泡瀬埋め立て早期着工訴え/美ら島を創る市民の会
沖縄市東部海浜開発の早期実現を求め、署名活動を始めた「美(ちゅ)ら島を創る市民の会」(会長・比屋根清一沖縄市物産振興会長)は十九日、県庁を訪れ、比嘉茂政副知事に工事の早期着工を訴えた。同会は、十二月定例市議会までに市民と市外の人を対象に、各五万人ずつの署名を集めることを目標にしている。署名は市議会ほか、県、県議会、国などに提出する。
要請後の会見で比屋根会長は「市民投票を求める動きがあるが、東部開発は市民の大半が望んでいる。署名で意思表示したい」と話した。
同事業は、環境監視・検討委員会が藻場の移植技術が確立していないとして八月着工が先送りされた。西田健次郎会長代行は「泡瀬干潟埋め立てに反対するグループが出した70%(埋め立てを必要なしと答えた市民)という根拠のない数字によって工事が中断している。圧倒的多数の市民が事業を推進したいと思っていることを署名で示し、来年一月の工事開始を勝ち取りたい」と語った。
二十五日には、尾身幸次内閣府沖縄担当相らにも要請する。 |