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タイムログ
(小6)








「あとどれぐらい」は、悠くんが見て解るように、アナログ時計の対比とキッチンタイマーを使って示してきました。


 
待つタイマー         



←キッチンタイマー
  『おやつ』のカード




片方は電池を抜いた時計で、その開始時刻を示す。
もう片方は現在時刻。

『○○』まであと何分ということを示します。





ところが、「タイマーが鳴ったら」ということは解るのですが、「あとどれくらい」ということについては、キッチンタイマー
では解らないようです。
小1から上記の「待つタイマー」を使って、「おやつ」や「お出かけ」まで待つということをしてきました。
5年間使ってきたことになりますが、結局「ピーッと鳴ったら」ということが理解出来ているだけで、「あとどれくらい」は
キッチンタイマーでは理解できないようです。

キッチンタイマーそのものの意味が解らないのでしょうか・・・
動いているのは解るはずですが、円を描いているので解らないのでしょうか・・・
それとも、タイマーが何のために動いているのかということすら解らないのかもしれません。

5年間やってみて解らないということは、もう無理だということだろうと思います。
もっと解りやすい方法に変えることにしました。



        
 



タイムログ(60分/3分)
  60分、45分、30分、15分とセットできます。
  1つの赤いランプが消えるのに3分です。
  1時間だと、20個のランプが3分ごとに1つずつ消えて
  いくことになります。

  赤い丸いボタンを押すと60分でセットされます。
  黄色い○は45分、緑は30分、青は15分です。
  時間になると(ランプが全部消えると)、ピーッピーッ
  ピーッピーッと4回鳴ります。

  1回セットすると、赤や青などのボタンを押しても変わ
  りません。
  リセットするときには、4色のボタン4つを同時に4秒
  以上押し続けないとリセットできませんから、キッチン
  タイマーのように悠くんが勝手に変更するということは、
  たぶん不可能です(^^ゞ




          タイムログについての詳細は
                  →五大エンボディ



赤いランプが上から順に消えていきます。
少し離れて見ると、赤い光の帯が短くなっていくように見えますので、とっても解りやすいです。

さて・・・これで、「あとどれくらい」が理解できるようになるのでしょうか・・・・
「あとどれくらい」が示されているというタイマーの意味が解るようになれば、もしかしたらキッチンタイマーも解るように
なるのではないかとは思いますが・・・・
さて・・・悠くんに「タイマーの意味」が理解できるようになるのでしょうか・・・・






「まだ2時間ある」をどう伝えるか

悠くん、少し不安定なときは、いつもよりおやつを楽しみにします。
お昼ごはんが終わったらすぐに、おやつのことを考えるようで、「おやつまでタイマーをかけて」と要求してきます。
・・・・が、3時のおやつまで2時間以上あるので、1時間のタイマーでは示せません。
「まだ」と伝えますが、タイマーをかけると大人しく待てるのにタイマーをかけない時間がイライラして待てません。
なぜタイマーをかけてくれないのかということが解らないのでしょう・・・
時計が解らない悠くんには、「まだ2時間以上もある」ということが伝えられません。

この「まだ2時間ある」をどうやって伝えるか・・・・

タイムログを2回かけるということを考えましたが、「1回鳴ってもう一回」ということを悠くんに解るような形で示さないと、
「ちゃんとタイマーが鳴ったのに、どうして?」と思うはずです。

カードを2枚めくるという方式にしようかとも思いましたが、悠くんには難しすぎます。
そのカードとタイマーの関係を理解する事が出来るかどうか・・・・

物が2個をカード2枚に対応させるのは簡単です。目の前で1対1対応させて見せればいいのですから・・・
でも、タイマーをかけるという動作を1回2回とカードに対応させるのはすごく難しいです。
常に動いている動作のどこからどこまでがそのカードに対応しているのかということの理解がまず必要です。
それから、それを1つと考えてさらにもう1回ということを教えなければいけません。
まず、動作に動作を表すカードが対応していることを教えて、それが今度は動作を表しているだけでなく回数を表すして
いるいるということを悠くんに理解してもらうのは、とっても難しいいです。



・・・で、1つのタイマーを2回使うということは諦め、タイマーを2つ使うことにします。
タイムログを2つ縦に並べて使います。
それでも、上のタイムログが鳴り終わったら下のタイムログがスタートするということを理解してもらわないといけないの
ですが・・・・これなら、悠くんでも何とか理解してくれるかもしれません。


         
         上のが鳴ったら、次に下のをスタートさせるという方法を取ります。










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