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兄弟児への視覚的支援(?) 
   
悠くんと菜ちゃんは3歳違いです。
小さい頃は悠くんの視覚的支援と同じものを欲しがりました(;^_^A

  


視覚的支援(?)
悠くんが、保育所に行く時に黄色いカード、家に帰る時に緑のカードというようにカード
を持たせ始めると、当然菜ちゃんも持ちたがります。
ですから、菜ちゃんには、キティとかミニーとかのキャラクターを切り抜いたものを悠くん
が持っているのと同じぐらいの大きさのカードにして、同じように渡していました。

悠くんにマグネット式のスケジュールを作ったときにも、菜ちゃんも当然触りたがります
ので、菜ちゃん用にマグネットボードを用意して、アンパンマン、ドラえもんといったキャ
ラクターのマグネットを用意しました。
悠くんのスケジュール用マグネットボードは触らないで自分のボードを使うように伝えま
した。

コミュニケーションブック、悠くんはサンリオの緑のケロッピーでした。
菜ちゃんは、同じ形で色違いのものを赤いキティのを用意しました。
菜ちゃんのブックの中身は・・・菜ちゃんの浴衣の写真やきれいなお洋服の時の写真
などです。
悠くんがお出かけの時に必ずケロッピーのブックを首から掛けていましたので、菜ちゃ
んも同じようにキティのを首からかけていました。


悠くんの食器もおやつと食事とを分けていましたので、菜ちゃんにも、食事用とおやつ
用と空っぽのご褒美用といった食器は、全て悠くんと色違いで用意しました。


何でも悠くんと同じものを欲しがりますし、悠くんのを触りたがりますので、悠くんのは
触らないというお約束をして、菜ちゃん専用の物をすべて用意しました。

どのぐらい同じものを使いたがったかは覚えていませんが・・・
幼児期、それも年中までだったのではないかと思います。
最初はものめずらしそうに悠くんと同じものを悠くんの真似をして使って喜んでいました
が、しばらくしたら飽きてしまいますから・・・・・(;^_^A







その他、いろいろ
悠くんのためにカードを作ったりいろいろ工作をします。
いつも悠くんの物ばかりという状態を避けるために、菜ちゃんにもいろいろ作ってあげま
した。

厚紙で作ったねくり式の着せ替え。
厚紙で作って、きらきらの折り紙を貼ったきれいな小物入れの箱。
厚紙を何枚か重ねてくりぬいた、大きな秘密の鍵(別に何にも使えません)。

などなど、菜ちゃんが好きそうな光折り紙を貼ったり、テープを貼ったりして綺麗な飾り
つきのしょうもないものを結構作りました。
「いつも悠くんのばかり作ってるから、これは菜ちゃんのね」と言いながら、菜ちゃんの
目の前で作りました。
「これ、菜ちゃんの?」と言いながら、結構嬉しそうに見ていました(^^ゞ


これも幼児期の間だけです・・・・






悠くんへの関わり方
悠くんと遊びたいと関わっていっては引っかかれたり噛み付かれたりしてきました。
ですから、菜ちゃんには「悠くんには近づくな。関わるな」といい続けてきました。

兄弟だから関わらせるという考えの方もおられるかもしれませんが、サリーは一切関わ
らせないという方向に向けてきました。
悠くんが女の子だったらまた違ったかもしれませんが、3歳上の男の子への対応を菜
ちゃんにお願いすることなど決してないと思いますし、関わることのマイナスの方が大
きいです。

将来、親亡き後は、嫌でも兄弟としての関わらなくては入れない事が出てくると思いま
す。
小さい頃から菜ちゃんに負担をかける必要などないと思っています。
悠くん、地域の小学校に行かせましたが、菜ちゃんと同じ学校に行かせるということも
考えていませんでしたので、長くても3年生までと思っていました。
結局、2年しかいませんでしたが・・・・

野外活動も悠くんと菜ちゃんは全く別のグループに入れました。
家では常に悠くんがいる状態ですので、せめて家の外では、悠くんのことは忘れての
びのび出来るようにしたいと思っています。









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