◆受難天使


属性:エラー

天使なので性別は無い…んだけどナゼか受難君と呼ばれるので二人称も彼としておこう。
背中に折れ腐り骨だけ残った翼のついている自称堕天使。羽の代わりにトケイソウを巻いている。
過去、ある人物とっての「天使」だったらしいのだが、その人物の期待を裏切ったため今のようになった。
彼の名乗る受難とは災難を被るの意味でなく、神学用語でキリストの捕縛から処刑までの間における苦痛のこと。
その名の通り、全部の罪と罰をまとめて受ける、あるいは受けたがっている人物である。

箱庭の住人が引き起こす厄介事はもちろん、他人の苦労から離れた場所の災害まで
何でもかんでも自分のせいだと思っている罪悪感のカタマリで、自分に絶望している。
何処までも罪深く、果てしなく深く罰を受けねばならないと常に自分を責めている。今にも自殺しそうな精神状態だが
本人曰く「死んでラクになるなんて罪深い。生き続ける方が苦しいからこっちを選んでいる」とのこと。

受難が罪の意識に苦しみだすと有刺鉄線が作られる。
これは箱庭の住人の足元の影と繋がっていて、影から伸びて住人に絡みつき、鉛のような重たさと
鋭い痛みで住人を動けなくしてしまう。これを責めても受難は増長するだけなので非常に厄介なのだが
悔恨や反省をもたらしてくれる一面も持っている。