DeepSky 撮影機材


撮影機材全景
 しらびそ高原における撮影終了後の風景です。これが星雲や星団を撮影する際の標準的な構成です。これだけのものを乗用車に満載して移動しています。


架台部
 三脚の上の白いロボットのようなものは赤道儀といいます。タカハシ製のNJPを使用しています。
 モータードライブが取り付けられており、星の動きに合わせて望遠鏡の向きを少しずつ変えていきます。1コマ撮影するのに1時間以上もシャッターを開けておくことがあり、その間に星空は北極星を中心に15度も回転してしまいます。これを追いかける為に使用します。実際には、これでも少しずつズレてしまうので、冷却CCDカメラで監視し、数秒に一回の割合で自動修正します。
 昔からあるモデルですが、大きさの割に強度が高く、風が吹いても揺れない点が気に入っています。
 三脚は反射用のJ-S脚を使用しています。脚が短いので、天頂付近に向ける時は地面に寝る必要があります。また、クランプに手が届かないので苦労します。


鏡筒部   (150EDの星像はこちら
 1台の赤道儀に2本載せています。1本が失敗しても残る1本がカバーしてくれる為、全滅に終わることがなくなりました。
 右側はBORG製150ED鏡筒(口径D:150mm、焦点距離f:1000mm)です。現在の「主砲」です。FC100と比べてF値が明るくなった為、淡い星雲の描写力が向上しました。実行F値はそれ以上に差を感じます。ただ、同時に撮影したコマを比較すると、星像はFC-100の方がシャープな印象です。(150EDの星像はこちら
 春になると1.4倍テレコンバーター69Tを利用して系外星雲を狙います。口径200mmクラスのカセグレン系で狙うのも手ですが、鏡は掃除しにくいですし、平均すると実行Fはこちらの方が稼げると思い、当分はこのシステムでトライします。
 こちらは三ツ星製のセルフィッシュ69カメラを使用しています。
 ところでBORGの塗装色、もう少し何とかなりませんかね?白黒ツートンはお葬式のイメージですね。

 左側はタカハシ製FC-100鏡筒(口径D:100mm、焦点距離f:800mm)です。星像は非常にシャープです。ペンタックス6x7中版カメラを取り付けるために改造され、BORG製の中版ヘリコイドを取り付けてあります。撮影対象によっては、BORG製スーパーレデューサーを取り付ける事で、f:500mmにすることもあります。ポジフィルムを使用すると周辺減光が目立つ点が気になっていましたが、最近になってネガフィルムを使用すれば改善することが分かりました。


カメラ
 左がFC-100に取り付けられたペンタックス6x7カメラです。中野駅近くにある中古カメラ店で、3万数千円で購入してきました。一部破損品で保証もありませんでしたが、マウントのガタはなく、シャッターも正常で問題なく撮影しています。二匹目のドジョウを狙っていますが、7万円以下のものはなかなか出てきません。
 右が150EDに取り付けてある三ツ星製セルフィッシュ69カメラです。オフアキシスガイドが最大の魅力で、ここにST-4の冷却CCDカメラを取り付けています。ガイド鏡が不要になった点は助かります。
 


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