ISS 国際宇宙ステーション を写真撮影する

撮り方
・前準備:見える日時はJAXAのホームページで調べる。機材は30分以上屋外に放置して、外気温になじませる。
・ピント:望遠鏡が外気温になじんでからピントを合わせる。月で合わせると便利。月がないときは星を使うのだが、これはなかなか難しい。月がある時に狙うのがお勧め。ピント合わせは要。納得いくまで合わせ直す。日頃から月の撮影で慣れておくのがお勧め。
・連写の活用:シャッターは連写モードにして、レリーズを押しっぱなしの状態でロック。あとは宇宙ステーションを追いかけることに専念する。レリーズが無い場合は、シャッターボタンを粘着テープなどで押しっぱなしにしても良いでしょう。メモリーカードは十分な容量のものを使用する。
・シャッタースピード:焦点距離500mmなら1/500秒、1000mmなら1/1000秒、程度の高速シャッターにすればブレが少ない。
・感度:レンズの明るさFによる。カメラの「ISOブラケット機能」の活用がお勧め。国際宇宙ステーションはどんどん移動するが、低空では暗く、上空に昇ってくると明るくなってくる。本番中にカメラの設定をいじる時間はないので、私はカメラの「ISOブラケット」機能を活用して、+0.7EVと-0.7EVの写真も同時に撮影している。こうすると、仮にISO1000に設定しておくと、ISO1000→640→1600の順に3枚1セットでの撮影をしてくれる。連写にしておけば、このパターンを繰り返してくれる。
設定例(個人的メモで、あくまでも目安です。大気の透明度によっても大きく違ってきます)
 BORG60ED+1.4倍テレコン:ISO650、シャッタースピード1/400
 BORG60ED         :ISO400、シャッタースピード1/400
 BORG77ED+1.4倍テレコン:ISO1000、シャッタースピード1/800
 BORG77ED         :ISO250、シャッタースピード1/400
 BORG150ED+1.4倍テレコン:ISO2000、シャッタースピード1/1600
 BORG150ED         :ISO500、シャッタースピード1/800


ISS 国際宇宙ステーションの作例

国際宇宙ステーション(ISS)の月面通過  (写真をクリックすると、タイムラプス動画が再生されます。)
 右下から左上に向かって駆け抜けました。金井飛行士が滞在中です。予報サイトによると、ISSまでの距離は568kmです。
 半月に近かったことから、撮影場所を誤ると月の暗部を横切ってしまいます。今回は複数の予報サイトの結果に差がありませんでしたので、「ど真ん中」で撮影しました。冬らしくシーングがとても悪く、解像度が上がりませんでした。同時にBOTG-77ED2で動画撮影もしましたが、月がフニャフニャ変形するのが分かるほどでした。
 ここまで予報が安定しているときは、連写速度を上げ、短時間勝負してもよいと思いました。今回は、メモリーカード満杯まで連写速度が落ちない速度(10fts)を採用しました。
※タイムラプス動画は、わずか0.9秒の間に駆け抜けます。画像処理をしていないので、眠い画像です。
2018年1月7日01時25分  相模原市内
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-M1-MarkU  画質設定:LM ISO:1250 手ぶれ補正:OFF 露出:1/1000、静音連写10fps
画像補正:比較暗合成、アンシャープ




 国際宇宙ステーション(ISS)
 この翌日に金井飛行士がここに向かいます。
 最高高度60度ぐらい、地上からの距離は最短で460Kmぐらいでした。少し色収差が出てしまったのは残念。
2017年12月16日  東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-M1-M2  画質設定:LM ISO:540 手ぶれ補正:OFF 露出:1/640
画像補正:トリミング




 国際宇宙ステーション(ISS)
 ISSが写真右上から左下に向かって通過し、この写真では5コマ写っています。シーングの悪い夜で、比較暗合成では月面が荒くなってしまいました。強めの画像処理で誤魔化しています。
2015年10月4日  千葉県浦安市明海
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-PL5  画質設定:LF ISO:1250 手ぶれ補正:OFF 露出:1/1000
画像補正:トリミング





国際宇宙ステーション(ISS)
2015年8月1日 
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-PL5  画質設定:LF ISO:1600 手ぶれ補正:OFF 露出:1/800
画像補正:トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーション(ISS)
 この日はほぼ天頂付近を通過しました。最接近時の直線距離は401kmだったと思います。望遠鏡を真上に向けるのは大変なので、この写真は最接近を過ぎてからのものです。透明度は、夏にしてはまずまずでした。この24時間後には、接近中のこうのとり(HTV-5)がロボットアームで把持されるというタイミングでしたが、その日は天気が悪く、撮影しませんでした。油井宇宙飛行士が滞在中です。
2015年8月22日  東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-PL5  画質設定:LF ISO:400 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
画像補正:トリミング(等倍相当で切り出し)





 ISS(国際宇宙ステーション)
 東京上空を通過した時の写真です。最大仰角時の距離は424kmとなりまずまずの大きな姿に写りました。
 使用機材は前回に続いて、ビクセン製R200SS鏡筒+テレコンのf:1500mm。今回は何となく春霞がかかっていたために、ISO400で適正露出でした。この鏡筒は20年近く前のものですが、コンディションが良いのか実効F値は明るいようです。シーングは悪くなく、ピント出し時にはスパイダーが確認できました。春霞と低空1等級の星であった事を考慮すると上々だったのかもしれません。比較的ピントは出しやすかったです。
 2012年4月28日 19:48:22 東京都新宿区
 ビクセンR200SS+専用テレコン(f:1500mm F7.5)、
 OLYMPUS E-620 画質設定:LF ISO:400(400±0EV) 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
 画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング(等倍相当で切り出し)






 ISS(国際宇宙ステーション)
 東京上空を通過した時の写真です。ほぼ天頂付近を横切り、このときの距離は380kmとなり大きな姿に写りました。南西の空から現れ、天頂を過ぎたあたりで地球の影に入る予報でしたが、影に入るといきなり消えるのではなく、徐々に減光していき、色も赤く変化してから消滅しました。きっとISSからは夕焼けが見えていたのでしょう。
 使用機材はいつもと異なって、ビクセン製R200SS鏡筒+テレコンのf:1500mm。これは手持ちの機材では最大の焦点距離です。F値が明るいのでISO感度を低めに設定して高画質を狙いましたが、これでも若干オーバー気味でした。透明度が高かった事と天頂付近を通過した事も影響したと思います。透明度が高い日は、感度をもう一段落としても良いと思います。シーングは悪く、木星はボロボロでした。解像度が今ひとつだったのは、シーングが原因だと思われます。
 2012年2月12日 18:44:48 東京都新宿区
 ビクセンR200SS+専用テレコン(f:1500mm F7.5)、
 OLYMPUS E-620 画質設定:LF ISO:250(400-0.7EV) 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
 画像補正:レベル調整、コントラスト調整、トリミング(等倍相当で切り出し)






 ISS(国際宇宙ステーション)の太陽面を通過
 以前の撮影でもそうでしたが、露出1/4000でもオーバー気味でしたので、対物レンズを約半分遮蔽して撮影しました。今回は黒点が多いのと、ISSまでの直線距離が遠い事から小さな姿になってしまい、ISSの存在感が薄くなってしまいました。また、ISSの地表からの高度が以前よりも高くなったようで、これも小さな姿になってしまう原因です。スペースシャトルが引退してからでしょうか。
2011年12月29日 12:28:26 東京都国分寺市 JR国分寺駅近く
BORG77EDU+1.4倍テレコン(f:714mm F9.3)、対物レンズの約半分を遮蔽、アストロソーラーフィルター(国際光器 撮影用D3.8)
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:100 手ぶれ補正:OFF 露出:1/4000
画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング





 ISS(国際宇宙ステーション)の月面通過
 今回はISSの動きを止めるために露出時間を短くしました。が、その分感度を上げることになったので画質は今ひとつでした。
2011年10月7日 21:47:59 東京都武蔵野市
BORG77EDU(f:510mm F6.6)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:1000 手ぶれ補正:OFF 露出:1/1000
画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーション
 東京上空を通過した時の写真です。古川宇宙飛行士が搭乗しています。もうすぐスペースシャトルの最後の飛行が予定されています。カメラの画質設定はLF、手ぶれ補正はOFFにするべきでした。
2011年7月2日 20:08 東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:400(640-0.7EV) 手ぶれ補正:ON 露出:1/400
画像補正:レベル調整、コントラスト調整、トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真です。下の写真と見比べて分かるのは、ISSに何かがくっついているらしいこと。現在、スペースシャトルがISSにドッキング中で、その姿を捕らえられたようです。薄雲を通しての撮影でしたが、スペースシャトルが初めて写ってくれて嬉しいです。
2011年5月26日 4:11 東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:1000 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
画像補正:レベル調整、コントラスト調整、トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真です。小形鏡筒ですが、コンスタントに写真が撮れます。400kmかなたを飛行する宇宙船の形がここまで見られれば満足です。もちろん、もっと大きな機材を準備して望みたかったのですが、晴れ間を見つけて急遽セッティングした事を考えると撮れただけでも満足です。
2011年5月7日 18:57:04 東京都新宿区
BORG77EDU+1.4倍テレコンバーター(合成f:714mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:640 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
画像補正:トリミング(等倍相当で切り出し)、レベル調整、アンシャープ





 ISS(国際宇宙ステーション)が太陽面を通過した時の写真です。露出1/4000でもオーバー気味でしたので、対物レンズを約半分遮蔽して撮影しました。今回昼間に連写して気づいたのは、ミラーショックで鏡筒が震えるのが目視できた事。強風とともに解像力を損なったかもしれません。今回は3コマに写りましたが、それぞれISSの形が違うのでシーングが悪かった可能性もあります。黒点に加え、写真左上には白斑もわずかに写っています。(画質を落としている事もあり、判り難いです)
2011年5月4日 12:54:18 千葉県一宮町 JR東浪見駅近く
BORG77EDU+1.4倍テレコン(f:714mm F9.3)、対物レンズの約半分を遮蔽、アストロソーラーフィルター(国際光器 撮影用D3.8)
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:100 手ぶれ補正:OFF 露出:1/4000
画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング(右下は等倍相当で切り出し)









 国際宇宙ステーション(ISS)のが月の手前を通過する時の写真は、3度目のチャレンジ。今回は平日という事もあり、モバイル可能BORG77EDUを使用いたしました。あいにくSS 1/400では、流れてしまいましたが、このカメラでこれ以上高感度に設定すると画質の悪化が目立つので、止むなしでしょうか。
2011年1月13日 18:38:26 神奈川県座間 JR相武台下駅近く
BORG77EDU(f:510mm F6.6)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:400 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーション(ISS)のが月と重なる現象は、2度目のチャレンジで撮影に成功しました。前回よりも露出を長めにして露出1/800にしましたが、なんとか止まってくれました。連写モードで撮影していたのですが、写ったのはこれ1枚のみでした。
2010年12月18日 20:32:36 千葉県JR二俣新町駅近く
ビクセンR200SS+コマコレクター(f:800mm F4)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:200 手ぶれ補正:OFF 露出:1/800
画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング(等倍相当で切り出し)





 初めての月とのランデブーに期待したものの、予測値と多少ずれてしまい、結果は月の縁をかすめる形で終わってしまった。ISSはこの後、左上の方向に飛んでいってしまった。
2010年11月28日 5:00:24 埼玉県JR吹上駅近くの荒川
ビクセンR200SS+コマコレクター(f:800mm F4)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LN ISO:640 手ぶれ補正:OFF 露出:1/2000
画像補正:レベル調整、アンシャープ、トリミング(等倍相当で切り出し)





 今回はスペースシャトルとのドッキングを数時間後に控えていた為、両者の併走シーンが見られた。地上からは角度にして10度程度の間隔をいて追いかけっこをしていたので、ひとつの視野には入らなかったのは残念。スペースシャトルも撮りましたが、形がよくわかりませんでした。
 これ以上画質を上げようとすると、ISO640、SS1/400で頑張る事になるだろう。赤道儀の向きを工夫した今回はブレは少なかったので、やってみても良いと思う。
2010年5月16日 19:46:24 東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:1000 手ぶれ補正:ON 露出:1/640
画像補正:レベル調整、トリミング(等倍相当で切り出し)




 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真です。今回の通過は、雲間からの撮影、しかも晴れている箇所も透明度が悪かった。突然雲間から飛び出してきたので、最も高いところでの撮影が間に合わなかった。また、太陽との位置関係が今ひとつで太陽電池からの反射がなく、ISSらしい姿にはならなかった。
 前回の反省に基づいて、次回は感度を1600、シャッタースピードを1/1000、IS=OFFで撮影した。さらに光軸調整もしておいた。その甲斐あってか、前回の不満点は解消した。赤道儀の向きが悪く、追尾に手こずったのだが、ブレていたコマはほとんどなかった。反面高感度ノイズが増えたのは止むを得ないけど気になる結果に。次回は感度を1000、シャッタースピードを1/640、IS=OFFでトライする予定。
2010年4月30日 19:23:04 東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:1600 手ぶれ補正:ON 露出:1/1000
画像補正:レベル調整、トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真です。BORG150EDにテレコン×1.4を取り付けた写真としては初めて見られるレベルとなった。長焦点の割りにシャッタースピードを遅くしたので、ブレが目立つ。他に手ぶれ補正が悪影響した可能性や、光軸不良が画質を落としてしまった可能性がある。大型の赤道儀を正確に動かすのは難しいので、次回は感度を1600、シャッタースピードを1/1000程度、IS=OFFにしてみようと思う。
2010年4月26日 4:26 東京都新宿区
BORG150ED+テレコンバーター69T(合成f:1400mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:640 手ぶれ補正:ON 露出:1/400
画像補正:レベル調整、トリミング(等倍相当で切り出し)






 今回は地平線から昇ってきて天頂を通過して少し進んだところで消滅してしまう予報であった。撮影のほうは地平線付近の早い段階から捕らえる事ができた。
 地平線近くの写真は、ISSの形はほとんど判らないのだが、高度が60度ぐらいになるとこの写真のように形状がはっきりしてくる。撮影に慣れてきたこともあり、今回はシャッタースピードを長くし、その分感度を下げて撮影した。次回以降、焦点距離を伸ばすセッティングに変更して撮影を試みたい。
2010年3月3日 18:48:19 東京都八王子市
BORG77EDU+1.4倍テレコンバーター(合成f:714mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:640 手ぶれ補正:ON 露出:1/400
画像補正:トリミング(等倍相当で切り出し)、レベル調整、アンシャープ





 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真で、3度目のトライである。膨大に撮った写真はチェックし切れておらず、とりあえず1コマをUP。今回は自宅から徒歩15分ぐらいの視界が開けたところまで移動して撮影した。過去2回の失敗を活かし、一応見れる写真に仕上がった。何となく人工の構造物であることは理解できるが、どこが「キボウ」だか分からないし、本当にこれが国際宇宙ステーション?とも思えてくる。日本人宇宙飛行士が2名同時に滞在する日が刻々と迫っており、それまでに何とか準備が間に合った。

2010年2月4日 5:52:20 東京都新宿区
BORG77EDU+1.4倍テレコンバーター(合成f:714mm F9.3)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:1250 手ぶれ補正:ON 露出:1/800
画像補正:トリミング(等倍相当で切り出し)、レベル調整





 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真です。結構うまく撮れたつもりであったが、明らかな露出オーバーであった。12/17に撮影した時と比較して露出は4倍に引き上げた(だけ)なのだが、ここまで明るくなってしまうとは。。。機材は違うものの絞り値Fは同等。12/27は露出は適正で、ピントが甘かっただけだったのか。今回は焦点距離の割にシャッタースピードが遅すぎたらしく、ブレた写真が多かった。

2010年1月27日 17:32 東京都新宿区
BORG150ED(f:1000mm F6.7)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:1600 手ぶれ補正:OFF 露出:1/400
画像補正:なし、トリミング(等倍相当で切り出し)





 国際宇宙ステーションが東京上空を通過した時の写真です。野口飛行士が滞在中の姿。移動速度は上空を通過する飛行機よりも速く2倍以上、明るさは金星並であった。関東上空を通過するという大変良い条件で、JAXAのホームページによると再接近時の直線距離は377kmとなっている。しかしこの写真を撮った頃には、その2倍以上になっていたと考えられる。つまり、再接近時に確認できれば明るさも大きさも2倍以上であっただろう。
 なお、前日の夜(つまり数時間前)に月でピントを合わせておいて撮影したのだが、これも敗因。夜中に気温が変化すればピント位置は変化してしまう。天体望遠鏡はとても繊細。


2009年12月27日 5:17:22 東京都新宿区
BORG77EDU(f:510mm F6.6)  
OLYMPUS E-620  画質設定:LF ISO:200 手ぶれ補正:ON 露出:1/200
画像補正:レベル調整、トリミング(等倍相当で切り出し)



ASTRO PHOTO SPACE --TOP--
ASTRO PHOTO SPACE --天体写真TOP--