〜幸福の意味〜


あの人にとって私は一番ではなく

あの人にとって私は恋愛の対象ではない

ただそれだけの事なのに

ひどく胸が痛くて苦しい


こんな感情が、欲しいわけじゃなかった


平和な闇の森。
いつも通りの日常。
いつも通り、お城の庭園の一本の木の下で昼寝。


そして、いつも通りの展開。

「・・・ マリア 、起きて!」

肩を揺すられて、その聞き慣れすぎた声に眼を開けると。

そこにはやっぱりあまりにも見慣れた幼馴染。


「なぁに、レゴラス。折角人が昼寝してるのに・・・」

マリア が不機嫌そうにゴシゴシと目を擦りながらぼやくと、彼は少し困ったように空を指差す。

「でも、このままこんな所で寝ていると、10分後位にはずぶ濡れだと思うのだけど?」

言われて空を見上げると、さっきまで雲ひとつなく晴れていたのに。

見事にどす暗く空を覆う雲が広がっていた。


「あらら、仰るとおりだわ。ゴメンね、手間かけさせちゃって」

低血圧だから寝起きは弱いのよね。と。

肩を竦めて謝る マリア に、優しく微笑む。

「いいよ、いつもの事だからね」

いつも、本当に面倒かけてるのね、私・・・。

「姿が見えないから、またここで昼寝してるんじゃないかと思って。やっぱり正解だった」

レゴラスに手を差し伸べられて、少女は立ち上がる。

パンパンと服についた土を払って、背伸びした。


「本当、いつもレゴラスに感謝だわ。幼馴染の特権かしら?」

笑いながらレゴラスを見ると、やっぱり彼も笑っていて。

というより、苦笑。

「腐れ縁ってやつだね、多分切っても切れそうにないなぁ」

「あら、私との縁切りたいわけ?」

やっぱり迷惑掛けすぎかしら?

と思って マリア が首を傾げて見せると、


「ううん、寧ろ永遠に切りたくない。ていうか永遠に君と一緒に居たいよ」


サラッとそんな事を言われて、思わず赤面してしまう。


「エルフの命は永遠なんだから、縁切らなきゃこれからも一緒よ」

マリア は柄にもなく照れていた。

「そうじゃなくて・・・」

複雑そうな彼の表情の理由など知る由もなく。

だからこそ、次に彼の口から出た言葉を疑った。


「君を永遠の伴侶にしたいって事。私の妻になって欲しいと思ってるんだよ」


「嘘・・・」


否定するように呟くと、レゴラスは彼女の腕を掴む。


「嘘じゃない」


真剣な眼差しで見つめてくる彼に、 マリア はどうしていいのかわからなくて目を逸らす。


「あなたは幼馴染だわ。そんな風に見たことない・・・」


「父上の事はそんな風に見れるのに?」


マリア はその言葉にハッとして彼を見上げると。


「どうして私ではなく父上なんだい・・・」


悲しそうな視線とぶつかる。

「いつから?気付いていたの?」

息を飲んで尋ねる。

「もうずっと以前から。君が私を通して父上を見ているのも知っていたよ」

・・・逃げ出したい。

マリア は掴まれている手を振りほどこうとしたが、強い力で抑えられているためそれは叶わない。


「お願い、私の気持ち誰にも言わないで・・・」


泣きそうになりながら小さく呟く彼女に、レゴラスは眉を寄せる。


「言わないよ。でもどうか、父上ではなく私を見てくれ」

腕を引き寄せられ、 マリア はその小さな顎を持ち上げられる。

「君を愛しているんだ。誰よりも・・・」

視線を外せないまま、少女の瞳から涙が零れた。

「あなたは大切な幼馴染だわ・・・その関係を壊したくないの・・・」


揺るぎない信頼はあるけれど、激しい情愛は存在しない。

拒絶する少女の想いが嫌な位伝わってきて。

それでもレゴラスは、その小さく震える体を抱き締めた。

マリア は僅かに身動くが、それ以上動けなかった。

「父上は君を愛していない」

「知ってるわ」


痛いほど知っている、そんな事。


「父上は君の事を娘のようにしか思ってない」

「知ってるわ」


涙が溢れて止まらなかった。

残酷にも胸に突き刺さる言葉とは裏腹に、レゴラスの腕の中は暖かかい。


「私と一緒になって、闇の森の王妃になってほしいと思ってる」

「知ってるわ、分かってる」


緑葉の優しい香りに包まれて、 マリア は切なくて仕方なかった。

「幸せになりたいだろう?」

「幸せ?」

腕の中に収まっている愛しい存在に、レゴラスは囁きかける。

「永遠に手に入らない父上のことなんて忘れてしまえばいい。私が君を幸せにしてあげるか
ら・・・」

「私は貴方のことを、愛していないわ・・・」

力なく俯く マリア 。

「これから少しずつ、私の想いに答えてくれればいいよ。時間を掛けてゆっくり私を見て」

額にキスをすると、その身をレゴラスに預ける。

「もう、愛されない自分に疲れたの。あなたを愛せる自信がない・・・」


彼女の心を占める父の影が憎いと。

「それなら、君を無理やりにでも私のものにしようか?」


こんなのは間違っていると思いながら。


レゴラスは脅える マリア に、噛み付くように口付けた。


「・・・・・ッ!・・・ぅ、んッ・・・」

抵抗する彼女の体を痛いくらいに押さえつけて。


噛締める歯を無理やり抉じ開けると、舌を進入させて小さな咥内を貪る。


熱い舌が逃げようとする彼女のそれを捕らえ、容赦なく絡め取っていく。


息も出来ないほどの行為に、 マリア は必死に彼にしがみ付いた。

切なくて堪らなくて・・・涙が止まらない。

あなたを愛してれば、よかった。


彼女の中から、自分に重ねる父の面影を取り除こうと。

レゴラスは少女がぐったりと力を失うまで繰り返し唇を重ねた。

もう、熱を帯びた身体を、彼には止める事が出来ない。


少女の全てを手に入れるまで・・・・・・・。

裏に続く・・・・・(まて!

〈あとがき〉
何スか?これは・・・。
お願いですからウィルスメールとか止めて下さいねv(なら書くなよ
しかも設定ありきたりやんUu
スラパパLOVEなヒロインちゃんに懸想する息子。
どこかの昼ドラですね、まさに><
しかも展開速いし・・・反省点を挙げればキリがないのでやめましょう;
所詮自己満足vv(サイテー