ストーン・オブ・アートとの出会い

 1.生田目富紀夫さんとの出会い。

  彼がやって来たのは、ちょうど半年ぐらい前の夏だったと思います。労働服を着て顔を苦痛でゆがめ、腹を手でおさえ突然やって来ました。話から食中毒の疑いがあり、そのまま入院となりました。(サルモネラ菌による食中毒であった。)はじめは肉体労働をしている人かと思っていましたが、話を聞くうちに、ストーンを使った芸術家であることがわかりこれが彼との初めての出会いであり、ストーンアートとの出会いでもありました。それから数ヶ月がたち、彼の存在を忘れかけた頃、突然彼から個展の案内状が届き再び彼の存在と、ストーンアートとの関わりが始まりました。それからまた数ヶ月がたち、また突然彼が仕事場を訪問され、彼の作品をプレゼントされました。彼の作品を直に見るのが初めてでしたので、意外な作風に感動したのは事実でした。これが彼とストーンアートととの出会いでした。


2.生田目富紀夫のプロフィール

  1950年:宮城県多賀城市に生まれる。
  
(1993年:石の森アトリエ雲(秋保町)菅原英行氏に師事)
 1996年:松島ファミリーパークにて絵画、クラフト展示
 1997年:第5回アート・オブ・ストーン展にて宮城県芸術協会賞受賞
  
(1998年:雄勝硯伝統産業会館「アートオブストーン生天目富紀夫の絵画展」)
 1998年:NKホームギャラリ−「ストーンオブアート工房展」
 1998年:第6回アートオブストーン展にて NHK仙台放送局賞受賞
  
(1999年:藤田喬平ガラス美術館 「ストーンアート 生天目富紀夫の絵画展」)
 1999年:仙台インテリアセンター ストーンアート展示
 1999年:藤田喬平ガラス美術館  ストーンアート絵画展
 1999年:雄勝硯伝統産業会館  アートオブストーン絵画展
 1999年:雄勝町主催文房宝まつり  ストーンアート展示
 1999年:国指定重要文化財・教育資料館  玄昌石絵画  登米シリーズ企画展
 1999年:第8回河北工芸展  アクリルアート入選
 2000年:みやぎ明治村「登米シリーズ玄昌石絵画展」
         
重要文化財 登米歴史資料館に 常設展示
 2000年:山形県 山寺・風雅の国 生天目富紀夫の「山寺風景画ストーンアート展」

(現在:仙台市内在住、設計コンサルタント勤務)


3.生田目富紀夫と玄昌石の出会い。

 伊達藩お抱えの硯師とされ、その硯材を産する山を「お止め山」と称し、一般の採石を許さなかったと言う。600年の歴史を誇る雄勝硯の原石『玄昌石』と出会ったのは、数年前の事です。 それまで私のパネルは黒の画用紙でした。黒のパネルに白の絵の具で描くことが私の常でした。しかし、画材が紙では納得せず、ずーっと画材なるものを探し続けて参りました。アート・オブ・ストーン展にて玄昌石に描く機会ができた時、自分の思いをこんなに豊かに表現してくれるのは、この石しかないと心で叫びました。ある時はこの石肌の醸しだす色合いに感動し、そしてある時は、思うように色彩を出すことを許してくれない、手強い画材でもあります。それでも何度も何度も筆をはこぶうちに、石は私の思いを優しく受け入れてくれるようになりました。

作品紹介

作品をここに紹介いたしますが、実際の画質より幾分微細な線のタッチが表現できませんでした。実際は非常に繊細な線が表現されています。興味がございましたら、一度現地まで来ていただいて鑑賞していただけると幸いです。私の感想は、実物を鑑賞していると、黒いキャンバスに描かれた白い線の何とも言われぬ不思議なまさに現代的な、水墨画を感じさせます。石の硬さ、冷たさを感じさせない不思議な世界に導かれるような気がします。写真的にはネガアートの様な不思議な感じの作品です。

モンベ ル alpinist T alpinist U 月影 T 青嶺 月影 U
冬ごもり トアエモア 山の寺 夕月夜 climbing 月山
夕映 幻想 冬の里 島影 冬嶺 連峰
夜の帷に 白馬 静寂 アイベック 月の夜に 武家屋敷 蔵造り
警察資料館 八幡神社 茅葺きの家 北上川 寺池跡 水沢記念館 教育資料館
春蘭亭 草飼山




MGI PhotoWeb

リンク