旅行のための基礎知識

 交通機関
 スイスは鉄道網が非常に発達しています。国鉄と私鉄をあわせた総延長は約5000km。他に郵便バスの路線網が約8600km、登山鉄道やケーブルカー、ロープウェイが多数あり、移動や観光は非常に簡単便利になっています。



 鉄道
 
スイス国鉄のホームページでほとんどの路線の時間と料金が調べられます。英語版もあるので使いやすく便利です。
便利なことこの上ない鉄道ですが、ちょっと料金は高めです。が、旅行者は普通は割引パスを利用することが多いです。

 利用方法
 鉄道の利用はいたって簡単。切符を窓口、もしくは自動販売機で買うだけ。あとは改札も何もなしです。乗ってしまえばOK。ただし、車内で検札が必ずありますのでキセルは駄目です。


表示にしたがって乗ってね。 行き先は右端、A〜Dまでの文字と下の1と2は乗り場と客室の等級。

開け〜ごま ドアのボタン。緑のボタンを押すとドアが開きます。


割引パス
 スイスパス
 スイスの国鉄、ほとんどの私鉄、湖船、郵便バス、36都市のトラムや市バスに無制限に乗れる外国人旅行者専用パスです。登山鉄道やロープウェイ、ケーブルカーの切符を購入する時に提示すると25%割引で切符が買えます。一等と二等があり、どちらも有効期間は4日間〜1ヶ月間までの五種類があり、日本で購入できます。詳しくは旅行代理店まで。購入時にはパスポートが必要です。

 スイスフレキシーパス
 効能?はスイスパスと同じですが、こちらは有効期間1ヶ月の間で3〜9日だけ使えるパスです。移動日と移動日の間が開いている人向き。日本で購入できます。パスポートが必要です。


 半額カード
 スイスの国鉄、ほとんどの私鉄、登山鉄道、郵便バス、ケーブルカー、ロープウェイ、湖船の運賃が半額になるカードです。長距離移動を繰り返す場合は購入した方が得かも。スイスの各鉄道駅の窓口で購入できます。CHF90(約6000円)です。パスポートが必要です。

 スイスカード
 これについては詳しく説明してある本がなかったので、ここで詳しく解説します。
 このカードでスイスの国鉄、ほとんどの私鉄に乗ることができます。また、その他の交通機関の切符を購入する際に提示すると運賃が半額になります。日本でも購入でき、パスポートが必要です。有効期間は1ヶ月で、その間に五回(5日間)使用できます。
 このカードは他のカードと違い、使用する日の最初の駅で検札が必要です。検札は駅の構内にあるオレンジ色の検札機で行います。

 実物は以下の写真。
3回(3日間)使ったカード   駅にある検札機

 鉄道での移動がメインという人にはこのカードが向いてます。また、登山鉄道やロープウェイ、ケーブルカーの利用が多い人にも便利です。

 その他パス
 ユングフラウ周遊パス
 BOB登山鉄道、WAB登山鉄道に乗り放題の他ユングフラウヨッホまでのJB登山鉄道の運賃が半額になり、周辺のSPB登山鉄道、BLMケーブルカー&登山鉄道、メンリッヒェン行きのロープウェイなどが乗り放題。通常CHF133(約9000円)だが、スイスカードなどでCHF85(6000円弱)になり二回以上乗るなら断然お徳。有効期間5日間。
 
ユングフラウ周遊パス。