【概要】
・1890年 9月25日 午前10時/サンディエゴビーチよりスタート
・ニューヨークをゴールとする
・総距離約6000kmに及ぶ、 史上初の乗馬による北米大陸横断レースである
・コースは9つのチェック・ポイントにより9つのステージに分けられる
・チェックポイントごとに、順位によってポイントが与えられ、9ステージのスコアを合計して王者を決定する
・ゴールまでの予測日数・・・60〜80日(馬の1日辺り走行高距離限界を70〜100kmとして)
・主催/スティーブン・スティール
・参加者総数/3852名
・ステージによっては、コース中に通過義務のあるチェック・ポイントがある。それ以外はどのコースを取ろうが、いつ宿泊しようが自由である。
・レース中リタイヤを表明する場合はゼッケンを旗にして掲げ、ルートに止まり、救助の幌馬車隊を待つ事。なお、走行可能であっても救助隊に水や食料を要求すればリタイヤと見なされる。
【賞金】
・優勝/5000万ドル+南極の氷に入れられた優勝トロフィー
・2位/100万ドル
・3位/50万ドル
・4位/25万ドル
・5位/12万ドル
・以下10位までの賞、並びにチェックポイント賞など各賞
(例:第一チェックポイントの優勝者には1万ドルと1時間のタイムボーナスが与えられる)
※この作品世界では、本来アメリカで使われているフィート、ガロン等の単位がメートルやリットルで表される他、賞金などの額は、現代に換算した額として描かれる。すなわち、この優勝賞金は現在の価値にして5000万ドル相当という意味である。
【参加資格】
・16歳以上
・国籍、人種、性別、プロ・アマチュアなどは問われない
・参加料1200ドルを支払うこと
【出資者、出資条件】
・イースト アンド ウエスト・トリビューン紙(独占取材権)
・各出版社
・ルート沿いのホテル群
・B&C精肉会社
・ウィンチェスター連発銃製造会社
・ホリゾンタル大陸鉄道株式会社
・スピードワゴン石油株式会社
【ルール】
・馬の交換は失格となる
・ニューヨーク〜サンディエゴ間の間に設けられた9つのチェックポイントを通過する事
※チェックポイントでは「レース順位」「走行タイム」「不正行為の有無」が確認される
・リタイヤ時には、レース主催者により交通費、医療費、宿泊費等がまかなわれる
・「犯罪に関わる」行為以外、武装等に制限は行われない
・スタートの2分前からスタートまで、自分の番号のグリッドにいない、 あるいは出た者はフライングと見なされ、ペナルティが加算される
・体当たりによる妨害はルール違反にはならない
・審議が必要な場合は審判員5名と、史上初の導入となる"映写機撮影"を元に着順が判定される
【スティール・ボール・ラン・レースの成り立ち】
・ スティール・ボール・ラン・レースは、40年のキャリアを持つプロモートの達人、スティーブン・スティール氏による一大レース企画である。レースの2年前、不幸なトラブルにより借金まみれのドン底にあったスティール氏は起死回生の策として、騎馬によるレース企画を思いつく。スポンサー探しは難航したが、偶然出会ったある少女・・・のちのスティール婦人のヒントにより、新聞社の人間との話が進み、結果として、わずか2年でこの巨大レースが開催される運びとなった。
【その他】
・大会マスコットは「手乗り馬」である
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