斎場御嶽(セーファウタキ)


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パンフレット(\50)によれば、御嶽とは南西諸島に広く分布する「聖地」の総称とのことです。 一般的観光地ではありますが、ここは聖地なのです。とても素晴らしい御神域です。
私が参拝した時には、とてもきれいなちょうちょに迎えられ、なんだか歓迎されているような気分に なりましたが、残念ながら写真はありません。すんごいきれいな蝶でしたよ。
ここは凄いよ。巨石ファンないし聖地マニアであれば、一度は見ておきたいですねぇ。
駐車場脇にはパンフレットの他に「知念村文化財ガイドブック」(\200)があるので、買って見ると良いと思います。 時間がなくて他の場所にいけなかったのですが、この本を読んでさらに悔しい思いを強くしてしまうほど気になるポイント満載のお薦め文献です。

まずはこちらで身を清めていただきます。
駐車場脇の泉「カー」でございます。

こちらは東の参道にある泉「ウローカー」でございます。本式の参拝はこちらで禊をするようです。
左手のこの岩も素敵ですね。
残念ながらどちらの泉も水は涌いてませんでした。

大庫理(ウフグーイ)です。参道を登って最初に見える拝所なのですが、大広間や一番座と言う意味をもっており 前面には祈りの場(ウナー)があります。
かつては一般人の窺い知る事事の出来なかった聖域ですが、現在では観光客まで入れるなんて事はなんと幸運なことでしょう。

ウフグーイ別アングル(上写真の右手奥)です。核心部分はこちらでしょうか?

ウフグーイの裏手にまわると、そこには寄満(ユインチ)があります。ユインチとは王府用語で「台所」 を意味するとのことですが、ここに世界中の交易品が満ち満ちていたと考えられております。 実は、ここの右手にもまだまだ道がのびておりまして、その先には必ずや何かがありそうという雰囲気を隠し切れない というかんじですよ。

ユインチ前の植物。美しい。
青島神社にもこういうやつが、いっぱいあったっけ。

三庫理(サングーイ)です。こりゃ凄い!
右手に見える二本の鍾乳石と巨石のトンネルの向こうが拝所となっております。
鍾乳石のしたには壷がおかれておりましてそれぞれシキヨダユルの壷、アマダユルの壷と呼ばれ 「聖なる樹木を潤す聖水」の意味があります。
私が見たときも樹木を潤す水はいっぱいになってました。

美しい。
サングーイ、ユインチ、サングーイは首里城内に同じ名前の部屋があるとのことで、このあたりからも 琉球王朝とセーファウタキとのタダナラヌ関係が見て取れるのです。

東に久高島(くだかじま)が遥拝できます。
この島は琉球開闢伝説の神が上陸した土地とされており、それはもう神聖なことこの上ない素晴らしい 島なのです。また12年に一度の祭り「イザイホー」なんてとっても気になりますよね。機会があれば行ってみたい島です。

こんどは遥拝所からみた巨石です。これは凄いです。写真じゃぜんぜんわかりませんよ。

巨石の上には、このような植物が力強く生い茂っております。
植物だけでなく、昆虫や蜘蛛なんかもとても生命力に満ち溢れているように見えるんですよ。
南国はいいねぇ。


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