手宮洞窟

周辺地図(mapion)

駐車場はありませんが、目の前に交通記念館があり駐車OK(無料)です。
概要

手宮洞窟の彫刻は1866年(慶応2年)鰊番屋の建設に来ていた石工の長兵衛さんが石材探しをしているうちに発見したのだそうです。 その後英国人学者ジョンミルンさんやら開拓使、渡瀬荘三郎さんやらによる調査をうけ、遺跡であることが確認されました。
しばらくはぞんざいな扱いをうけていたようですが、明治の中頃から保存の気運がたかまり屋根などがかけられまして、史跡として 丁重に扱われるようになりました。そして近年、風化、剥落の進行を止めるための補修事業が昭和61年より開始され、平成7年に 現在の手宮洞窟保存館が完成したそうです。とても工夫がこらされた施設です。
彫刻がほられた時代は今からおよそ1600年前(続縄文中頃〜後半)で、弥生のおわりころと推定されております。 このような彫刻は隣の余市町にあるフゴッペ洞窟にもありまして、同じような文化をもつ人々の作品のようです。 しかし私の直感的な感想としては作者は別人と思います。


=追記@2005.5.25=======
手宮洞窟保存館 は平成17年4月1日より有料化になった旨、小樽市教育委員会生涯学習課様よりご連絡いただきました。料金は以下の通りです。
 一般 100円
 高齢者 50円(小樽市内に住所を有する70歳以上の方)
 高校生 50円
 小中学生 無料
 身体の不自由な方 無料
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彫刻はこうなってます


こんな構図になっているらしいのですが、実際は風化が激しく残念ながらすべてを判別するのは困難な状態です。実際は下の写真のようなかんじです。角はえてる人のようなものがみえますね。



これらは人や動物を象ったものと見なされておりますが、私には象形文字っぽいように思えます。祈りの呪文なんじゃないのかな?みなさんはどう思います? なおストロボ/三脚の使用は禁止ながら、写真撮影は可です。

土器など


こちらは、市内の他の遺跡から出土した同じ時期の土器を参考として展示しているとの事です。なかなか美しいでしょ。

その他

受付で、忍路ストーンサークルのパンフレットがもらえるので、ここを見たあとで行きたい人は入手しておくと良いでしょう。それと、うけつけのおじさんに話を聞くといろいろと教えてもらえるので是非聞いてみましょう。「クマが出るかもしれないので気をつけてね」とも言われました。怖いですね。本州のクマとは種類がちがうもんね。
小樽は観光地として非常に活気があって楽しいところです。運河もすぐ近くなので普通の観光も楽しいかもしれません。
寿司が旨かったよ。またくいたいなぁ。


ついでに温泉!

隣町にフゴッペ川温泉という温泉あり。