多胡碑


●概要

多胡碑 日本三古碑の一つに数えられている由緒正しい碑です。三つの碑の中では 一番立派な所に安置されております。(左写真のお堂の中) この碑には多胡郡の成立にまつわる事柄が書かれているようです。
他の古碑同様に全部漢字ですが、この碑の中でも「給羊」というところが諸説 分かれるところとなっているようです。土地の人はこの碑を「羊さま」の愛称を もって崇めているということです。

●所在地

群馬県多野郡吉井町大字池1085


●国指定特別史跡だ!

ここには非常に立派な多胡碑記念館(月曜定休、9:30〜17:00、200円)がありますので多胡碑見学の際は是非あわせてご覧になられればよろしいかと思います。館内には三古碑ともに説明があり見比べることができます。
私の記憶に間違いがなければ、日本三古碑のうち那須国造碑は国宝、ここ多胡碑は国指定特別史跡、かたや壺の碑はなんの肩書きもなしなのです。(補足:たしかこれを書いた直後に史跡に指定されたと思う。)いったいどういうわけなんでしょう?那須国造碑はやはり水戸黄門の力でしょうか?もと多賀城市民の私としては壺の碑がいちばんオープンでいいのにと思ってしまいますが、壺の碑偽物説はまだ根強いのかな?しょうがないんでしょうかね。

●大賀蓮

hasu.jpg 多胡碑記念館の池には、なんと2000年の眠りから覚めた古代蓮が植えられております。1951年に現在の東京大学総合運動場(千葉市)から丸木舟とともに出土した種から育ってきたものを、もらってきたやつなのだそうです。2000年前の種からこのような美しい花が咲くなんて、なんとも感動的ではありませんか。
「大賀」の名前は当時の発掘者である大賀一郎博士からとったようです。


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