後期の土偶

ハート形の顔をした土偶です。(宮城県大野田遺跡)この顔については 「シャーマンがお面をかぶっている」など諸説がありますが、むしろ顔 よりも注目したいのは頭なのです。頭についているものは果たしてなん でしょうか。南米の遺跡から頭にきのこを生やした像が出土してますが、 ちょっとにてますね。きのこといえば、縄文も無縁ではなくキノコ形土 製品というのが各地からでてます。土偶とともに祭祀に関わったモノの ようです。
これは腕を組みしゃがんだ土偶です。(福島県上岡遺跡) このポーズをとった土偶は福島県だけではなく、広範囲にわたって数カ所で 出土しております。翡翠、アスファルトや黒曜石のみならず土偶を見ても 当時の広範囲にわたる地域間の交流が伺えると思います。
合掌する土偶です。(青森県風張遺跡)土偶はたいていゴミ捨て場と呼ばれる場所から発見されるのですが、これは出土状況が少々変わっていて、住居跡から出ています。 どうしてなんでしょう?