房総半島のほぼ南端に鎮座します式内大社です。
主祭神は天太玉命(あめのふとだまのみこと)、配祀として
天比理刀当ス(あめのひりとめのみこと)を奉斎しており、
神社略記によれば創建は2660年以上前までさかのぼるのだそうです。
なんでも天富命(下の宮の御祭神)が神武の勅命により阿波徳島から忌部一族を
率いて黒潮にのってこの地に辿り着き、安房の国を開拓をした後、開拓成功を感謝して
先祖をお祭りしたのがこの神社のはじまりとされているとの由。
安房神社洞窟遺跡です。
1932年、井戸の切削工事の際に偶然発見された遺跡だそうです。洞窟内には人骨22体のほか貝製腕輪、
縄文土器、土師器などが発見された事から、古代の墓所と見なされております。
なお、現在は埋め戻されてます。
天富命を祀る下の宮です。
下の宮から、ぐるりとまわって本殿のほうを見るとこの様なかんじになります。
ここが面白いのです。
この洞窟というか穴ぼこ前で耳を澄ますと「ポチャン」という水音が非常に
ながーい時間にわたって反響するのです。こんなの聞いた事ないよ、是非とも聞いてみてください。
社務所に申し込めば此処からお水をいただけるそうです。
本殿左横の大きなイチョウの木です。
この木も素晴らしいなぁ。
こちらは、本殿前にあります厳島社です。あまりにも良い感じなのでアングルを変えて二枚掲載してみます。
こっちを本体にしたいくらいですなぁ。
お次の写真(→)は、本殿、厳島社、甘南備山の3ショットです。やはり甘南備山が本体なのかなという感じですね。
自分で言うのもなんですがこのアングルがbestと見た!
美しい甘南備山です。山中に何かあるに違いない。でもきっと禁足地だろうなぁ...
ついでに温泉!
鴨川のほうに曽呂温泉という温泉あり。
近代的とは反対の宿ながら、お湯が良い。沸かしているようですが、カランから出る湯も温泉。当然塩素フリー。
独断評価:★★★★