大湯環状列石の周辺案内図はこちら




●猿賀神社

この神社のもともとのご神体は石神であり、蛇神信仰と関連する祭り場であったことが確認されています。黒又山の裏鬼門に位置しており、鬼門の方角には白山神社がありまして対をなしてます。白山神社周辺には「おなご岩」などの巨石文化遺跡が多数あり極めて原始的な信仰形態が存在したことを伺わせております。
すぐそばは何度も通っているのですが、まだ現地調査はしてません。



●大湯環状列石

かの有名な野中堂(直径約42m)、万座(直径約48m)の二つのストーンサークルがメインです。現在その周辺も発掘作業が進められており、新たな列石も発見されています。周辺の畑もさら地になっていて(町で買い上げたのかどうか知りませんが)まだまだ新たな発掘が行われそうな感じです。
遺跡の性格に関してはいろいろな説がありますが、ホントのところは当然わかりません。すぐ近くにある資料館も新しくなり、展示内容もなかなか充実してます。


●黒又山(クロマンタ)

ただの山ではありません。私のもっとも興味ある遺跡の一つで、かつてニュースステーションで紹介されたこともある凄い山です(久米宏氏は完全に馬鹿にしてましたが...)。環太平洋学会によればまさしくピラミッドだそうです。その根拠は東西南北および冬至、夏至ラインに並ぶ神社が何よりの証拠であり、さらに地中レーダー探索により山の表面に人工的に階段状の地形整形が成されていることが確認されたことも動かぬ証拠といえるでしょう。山頂部には現在は本宮神社が祀られていますが、数年前に行われた地表面の調査で縄文土器やメンヒルなどが確認されており、ただならぬものがあったのではなかろうかと推測されております。
考古学関係者の方はどのように考えていらしゃるのか分かりませんが、私としてはかなり凄い遺跡だと思っています。縄文人は自分たちで整形して作り上げたクロマンタで何を祈ったのでしょうか?
場所は国道から案内板があり、山の形もきれいな三角形なので簡単にたどりつけますが、駐車スペースはほとんどないので、ストーンサークルにでも車をとめて散歩してみてはいかがでしょうか。