さあ飛ばそう!

試験飛行              

 風の無い日や室内で(狭い部屋では、カーテンに向かって飛ばすと、ぶつかってもショックが吸収され、機体の先端などをいためません。)機首を水平かわずかに下向きにトスするような感覚で、やや強めに投げます。

縦の安定(pitch)調整
図Aの様に、やや下向きの角度で、まっすぐ安定した滑空が得られるのが目標です。
図Bの様に、機体が一度上昇した後失速するときは、水平尾翼の後端を下向きに捻ります。
図Cの様に、機体が下に向かう場合は、水平尾翼の後端を上向きに捻ります。

水平方向の旋回
機体が左右に旋回してしまうときは、まず主翼や尾翼が左右で不均等にねじれていないか確かめ左右対称にします。それでも曲がる場合は、垂直尾翼の後端を曲がる方向と逆向きにねじります。
左に旋回させたい時は、左の主翼の外側を少し下にねじり、垂直尾翼の後端を少し左にねじります。

ゴムカタパルト    らせん上昇飛行
 

屋外での長時間滞空飛行
単に上に向けて投げても、機体は宙返りをして、すぐ降下してしまいます。長い滞空時間を得るためには、以下の様な飛行方法をとります。
まず試験飛行を繰り返し、わずかに左に旋回しながら滑空するように機体を調整します。
広い場所で、周囲少なくとも10m以内に人がいないのを確認し、やや幅広の輪ゴムを2個位つなげたもの、または普通の輪ゴムを4本つなげたもの(紙飛行機大会などの公式競技会では15cm以内の棒に50cm(大会規定による)の糸ゴムを付けたものを使うことになっています。)を用意し、左手でカタパルトの木の棒または輪ゴムの端を持ち、輪ゴムの片方を胴体下側の切り込みに引っ掛けて輪ゴムを引き伸ばし、機体を右外側に30度位傾け、さらに30度〜45度上に向け、機体を放します。すると、右旋回しながら上昇して高度を得た後、ゆっくり左旋回しながら滑空します。傾ける角度や上向きの角度、機種や機体の調整方法によって飛び方が大きく変化しますので良く飛ぶ角度を見つけてください。
なお、最近の紙飛行機大会では長い滞空時間を得るためには、”垂直上昇”という飛行方法が主流で、機体もそれにあわせた特殊な設計、調整がされているそうです。しかし、ここでは一般的な”らせん上昇”という方法を説明しました。
また、ゴムカタパルトを使って飛ばす場合は「防音戸当たりテープ TP-25 グレー 東京防音株式会社 tel 048(468)0033」 (ホームセンターなどに売っています。)などのゴムスポンジテープ(厚さ2.5mm)を 5mm x 20mm 程度に切って機首に貼ることが推奨されています。
 

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