Glider-1, a soarer with crescent wings and winglets


最近の高性能グライダーの流行である、クレッセント ウイング(主翼の前縁の後退角が翼端で大きくなっていて、三日月のような形をしている翼。空気抵抗が少ないそうです。)と、ウイングレット(翼端の小翼で抵抗を減らす作用があります。)をもつ(紙飛行機では、あまり役に立ってはいないと思いますが。)、滞空用機を作りました。本物のグライダーは、アスペクト比(主翼の翼幅(左右の翼端の間の長さ)/ 翼弦(主翼の前縁から後縁までの長さ)の比)がこの紙飛行機よりはるかに大きく作られていて(つまり非常に細長い翼)誘導抵抗の減少に役立っていますが、紙飛行機の大きさ、飛行速度においてはアスペクト比をあまり大きくしてもメリットは少なく、強度や重量の面からかなりずんぐりした主翼が主流です。全長をA4サイズの短辺に制限したのでモーメントアーム(主翼と尾翼の距離)が短く、水平尾翼の面積が大きくなりました。水平尾翼の面積を大きめにして安定性を良くし、飛ばしやすくしてあります。
うまく風に乗せるとかなり飛ぶので、必ずわずかに左旋回するように調整してから飛ばしてください。
Rev 1.1:pdfバージョンをつくりました。水平尾翼を少しスリムにしています。
 


設計図のダウンロード   Glider-1の設計図(pdfファイル)
Download of Drafting         Drafting of Glider-1(pdf file)


Glider-1の作り方

設計図をダウンロードして、A4のケント紙に印刷します。胴体はあらかじめそれぞれの折り目(点線が山折り、一点鎖線が谷折り)を正確に定規でつけておきます。1,2 3,4 をそれぞれ山折りして貼りあわせます。このとき胴体の中心は貼りあわせません。5 次に垂直尾翼を谷折りした後、6,7 後部胴体を山折りして、8 最後に胴体中心線を山折りで貼りあわせ、ねじれがないように整えて、洗濯バサミ等で乾くまで固定しておきます。 
主翼は10度ぐらいの上反角と翼端のウイングレットを45度上に折り、わずかにキャンパー(翼の上に凸の丸み)をつけて胴体に取り付け洗濯ばさみ等で固定します。水平尾翼を取り付け、さらに主翼付け根の補強板11を貼ります。11は裏返しに貼ったほうが主翼に線が見えずきれいになります。最後に機首カバー(nose cover)12を貼りあわせます。紙の重さだけで重心は合うように設計しています。
 
 

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