Sukhoi Su-25 "Frogfoot"






Su-25 は、旧ソ連で開発された近接支援攻撃機で、強固な装甲を持ち、比較的低速で地上の目標を攻撃するアメリカのA-10と似た任務を目的としています。ソ連のアフガニスタン介入やチェチェン紛争で使われ、ロシア/ソ連の現代の軍用機では唯一実戦で使われている飛行機です。前線での使いやすさを重視し燃料として車用のガソリンやディーゼル油も使えるそうです。
実際の機体では胴体の両側に大きなエンジンを抱えていますが、紙飛行機では抵抗が増えて再現が難しいので胴体に書き込んだだけにしました。機体の側面図はほぼ実機どうりですが、重心位置や尾翼のモーメントアームの確保のため、主翼の取り付け位置は実機よりかなり前にしています。また、水平尾翼は大きくしています。
なおFrogfootというニックネームはNATOがつけたコードネームでロシアではそう呼ばれているわけではありません。

UP!! Rev. 2.0 胴体の構造を簡略化して軽量で丈夫にしました。また主翼の形をドッグツースを含め忠実に再現しました。うまく調整するとほぼ垂直上昇して、かなりの滞空時間を記録できると思います。
 
 


設計図のダウンロード(pdf version)
Download of Drawing(pdf version)


Su-25の作り方

設計図をダウンロードして、A4のケント紙に印刷します。
主翼は前縁で折り曲げ、主翼の下側に補強部分が位置するように貼りあわせます。5度ぐらいの上反角と、わずかなキャンパー(翼の上に凸の丸み)をつけて洗濯ばさみ等で固定しておきます。
胴体は中心線を山折にしたあと、後部胴体の内側に垂直尾翼1を尾部の後縁を合わせて貼っておきます。後部胴体はT型をしています。胴体前部は内側に補強部分を折り込みます。機首カバー(nose cover)を貼りあわせ、カタパルトフックを切り抜きます。主翼と水平尾翼を取り付けます。主翼には5°ぐらいの上反角を、また水平尾翼には10°の上反角をつけます。水平尾翼の上反角は実機に付いているのでそれを再現していますが、エンジンの高温の排気を避けるためだと考えられます。

調整

主翼にはキャンパーをわずかにつけます。水平尾翼の外側後縁を少し上にねじり、安定して滑空するように調整します。高く上昇させるためには、やや強めのゴムカタパルトで、ほぼ垂直に打ち上げます。
 

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