
A-10 サンダーボルトII
A-10 サンダーボルトIIはベトナム戦争で不足していた近接航空支援作戦能力を高めるため、1970年に提案された次期攻撃機計画に応募
した
機種よりフェアチャイルド社の機体が選ばれました。 1975年10月に初飛行し1976年3月から配備が開始されました。ベトナム戦争はすでに終結して
いましたが、機首に内蔵された戦車も貫く強力な30mm機関砲で、東西冷戦のなかでワルシャワ条約機構の機甲部隊に攻撃を加えるという想定で
ヨーロッパに数多く配備されました。1991年のソ連崩壊で冷戦は終結し、A-10は不必要ではないかとの意見がありましたが、1991年の
弯岸戦争、ボ スニア紛争、アフガニスタン、イラクでの戦いに活躍し、不要論が一変してその後も使用されています。
厚い直線翼で低速での運動性に優れ、多量の燃料を搭載でき、コックピット周囲などの厚いチタニウム合金装甲などで生存性を高めています。大き
な高バイパス比のターボファンエンジンを背中に装着していますが、高バイパス比であるため燃料消費が少なく長時間飛行に適し、
高い位置にあるため地上滑走時に異物吸い込みの恐れが少なく、排気口が水平尾翼や2枚の垂直尾翼に隠れて赤外線探知を受けづらいとされています。
出典 イカロス出版 世界の名機シリーズ A-10サンダーボルトII
紙飛行機としては、直線翼でジェット戦闘機にくらべアスペクト比も大きく、良好な飛行性能が期待できます。
A-10 サンダーボルトIIt の作り方
ダウンロードした設計図をケント紙などにプリントします。Acrobat
Readerをインストールして表示、印刷してください。紙が厚いのでプリンターをハガキ印刷など厚紙印刷の設定にしてくださ
い。 軍用機の雰囲気を出すには、グレーや銀鼠の用紙がおすすめです。
太い線に沿って、型紙から部品を切り出します。点線、一点鎖線はそれぞれ山折り、谷折り線なので、のり付け前に、あらかじめ定規を当てて折り
曲げておいてください。s主翼1は内側1/3ぐらいの所でわずかに(7°)上反角を付けます。水平尾翼2の両側を上下に折り目を付け、垂直尾
翼3、4を貼り合わせます。細い中心線が下側になります。胴体のコックピット(操縦席)
部分6を5で挟み込み、さらにそれを内側にして胴体7をかぶせるように貼り付けます。前部胴体8を貼り合わせます。さらに機首カバー9を機首をおおうよう
に貼ります。実機と異なり機首先端に平らな部分ができますが、衝突したときの安全性と機首の耐久性を増すための構造です。主翼と尾翼を胴体の
下側に取り付けます。小さい矢印が機首方向です。エンジンは、エンジンナセル
部分をボールペンの軸などに巻き付けて丸くした後、内側ののりしろ部分を重ねて筒状にします。エンジンは展示用ですので、クリップなどで主翼
の直後の胴体に挟みますが、飛行時には外して下さい。エンジンを固定してしまうと空気抵抗が増え、重心も狂うので飛行性能はかなり悪くなりま
す。
仕上げ
主翼は、上に凸の弓状の丸み(キャンパー)をわずかにつけ、左右でねじれ方に差がないか確かめる。
屋外で飛ばす場合は、機体の耐水性や強度を増すために、全体に薄くラッカーで塗装してください。透明のスプレーラッカーが薄く均一に塗れるの
で良いようです。塗装した時に重心がベストの位置になります。
調整・飛行
機体を持つ時は胴体の前〜中央か主翼の付け根を持つようにしてください。尾翼や、主翼の先端は機体全体の重量を支える強度を持っていませんの
で、これらを持つと変形や折れる原因になります。
機体を正面から見て、左右のねじれが無いようにします。
ゴムカタ パルトで飛ばす場合は一般にやや 機首を押さえぎみに調整したほうがいいようです。 わずかに左旋回するように調整します。
機体を右に傾けて、かなり上に向けて(60〜75度)、ゴムカタパルトで打ち上げます。
うまく調整すると、旋回しながら上昇し、上空で滑空飛行に入ります。