2011年夏、ミニチュア業に転向して最初のワンフェスに合わせて製作しました。

このころは卓が広いくらいでしたので、卓のあまりの空間を埋めつつ、展示があると人目を引きやすいと考えていました。 そのため、ディオラマそのものが大きいです。構成は、家、縁側、庭、道路となっており、それぞれの場所にそれぞれの展開があります。 売り物がなくなっても、何を売っていたのかわかることが第一に考えられているため、小物を各所に使い、服飾モデルとしての神姫も重要です。
塀と縁側の作りが非常にこっていて、木にメタルプライマーをかけたあとやすりで整え、エアブラシで塗装する作業にしました。 縁側の木が多いので、塗装は非常に面倒でしたが、見えないところに穴を開けて、支柱をつけての作業でした。
和室は簡素なつくりで、オイルで柱を仕上げています。強度的にかなり問題がありましたが、とにかく展示に耐えてくれればよいという考えでした。 庭がとても広く、ここにまく砂が足りなくなって苦労しました。

経験もなく、計画もあまりあったわけではなく、初めてなりの苦労が多くありましたが、初回を彩るには十分なできであったと思います。