増・改築 2世帯住宅       

「改築棟 柱を生かす(残す)こと」

 

母屋にダメージを与えない「住まい」としてほしい。

 

改築前と 改築後。 間取りはすっかり変わっています。

…が、好き勝手に変更をした訳ではありません。

既存の柱を出来る限り残しつつ、希望の間取りを計画する

事が、改築計画の一番のポイントです。

計画段階で、いくつかの柱を撤去(又は移動)する事に

なっていたとしても、実際に現場を解体し構造体(骨組み)

の現状を確認して、最終的に撤去するかどうかを決めます。

状況によっては、計画(間取り)を変更する必要も出てき

ます。 その事を施主様にも充分説明し、理解して頂いて

プランを進める事が重要だと考えています。

既存の柱が残ってしまう事をマイナスなどは考えずに

新しい空間のアクセントだと思えるような工夫をすれば

遊ぶ心にあふれた素晴らしい「住まい」となります。

リフォームならでは…の醍醐味である空間の変化を

楽しんで欲しいと思います。

柱を残す、補強するなど

リフォームならではの内容はこちらから

写真 上、中 構造体の状況を施主、設計、施工3者で

確認。計画上、撤去する柱(梁を受けた柱)を残す事を

全員一致で確認する。

その結果、写真下 収納の一部に柱が残った形だが、

その柱が部屋の安心感に一役かっていると感じます。

 

   既存の柱補強

新しい柱を

ボルトで固定

梁や桁も

状況に応じて

補強を行う

こちらも

大きな梁を

受ける柱

 

撤去を中止

出窓風に

納めたサッシ

の手前で

アクセント

隠れてしまう部分にこそ、丁寧に、注意して!
増築棟

床下防蟻処理

炭を主成分

とする天然

処理材塗布

防臭効果も

見込める

屋根面断熱

断熱材の

隙間を細かく

埋めています

床面断熱

根太の間を

隙間なく

敷込みます

壁面断熱

屋根床同様

しっかりと

施工します

施工直後の

床下の状況

ゴミや木くず

が残ると

シロアリの

餌になります