保存活用改修工事 其の一

 

     

町 家

[大正時代の家]

 
  長年生活を共にしてきた「町家」。

解体してしまうのは忍びない。

昔ながらの味わいある柱や梁を

残しながら、安全に暮らせる

住まいに改修したい。

階段は通り土間で分断されていた。

通り土間に杉板張りの廊下を新設。

脱衣場や浴室も居室と同じ床高さになり、

1階床の段差は解消した。杉の暖かい

質感と黒光りした古い柱が調和ている。

 

 
   

   1階:通り土間の残る「玄関」

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DATAシート==========

床仕上:杉板張り厚15 オスモ塗
壁仕上:既存塗壁下地の上
     うす塗り珪藻土 コテ仕上
天井仕上:既存 踏み天井のまま

1階:土間部分に廊下を新設。急な階段も勾配を

  ゆるく掛け直した。奥には脱衣場と浴室。

   

 

 
        2005-08-HI-MA