next one is better one





2016. 7. 13


石黒宗麿八瀬陶窯で研究会がありました。

石黒先生は京都八瀬で、亡くなる昭和43年まで作陶をされました。
工房は今もきれいに管理がされています(非公開です)

石黒先生最晩年の直弟子であった馬場弘吉先生を囲み
修業時代の話や石黒陶芸についてお話しいただく
貴重な機会でした。


先生の作陶日々、窯焚きのこと、小山富士夫先生との交友、
使われていた原料、特殊なロクロ成形の技など
興味深い内容でした。
馬場先生の師匠への尊敬と愛情のこもったお話は
こちらもあたたかい気持ちになり、あっという間の2時間でした。


管理団体のご厚意で陶片数百点を見せていただきました。
不満足だったから割られたであろう作品のかけらですが
「うわぁ、絵高麗だ!柿釉だ!赤絵、芋版、油滴、唐津、
緑彩、鉄釉など」
図録でずっと見てきた名品の一部分がそこにあったのです。
もうたまりません、手に取らせてもらい至福です。



終了後は皆さんと近くにある石黒先生のお墓参りをしました。


今、石黒宗麿回顧展が全国巡回中です。
秋は多治見での開催、待ち遠しいです。