next one is better one



070915   キセト


黄瀬戸の作品が著名なとある方、
本で見て気になっていた上質な釉肌とかっこいい勾台の削りの
実物を見たいと14日、個展に行ってきました。

会場に入ると先生がおられ、恐れ多いことに顔見知りの店員さんに
紹介して頂きました。
怖い先生かなと勝手に想像していたのですが
東京生まれの江戸っ子、気さくにお話を伺えました。

緊張していて最初は大人しくしていましたが
本当に気さくに黄瀬戸や志野などのお話をしていただいたので
段々こちらも調子にのり、あれこれと聞いてしまいました。

ある作品を前に「この釉には隠し味で★★を0.0★%入れてある」と伺いびっくり、
そういうやり方もあるんだとすごく参考になりました。

陶芸が大好きなんだとひしひしと感じるお話。
1時間ほどでした、面識の全くない若輩者なのに・・・
せっかく伺ったことを忘れないようにしなくては。

釉薬と勾台、もちろんすごかったです。


「最近歳でねぇ、ろくろで土をのばしにくくなってねぇ(笑)
でもよく土がのびた鶴首花入なんかはその薄さが表面ににじみ出て
美しいでしょ、いいよなぁ、頑張って伸ばさなきゃねぇ」

名工のいいお言葉でした。

(先生のお名前は失礼があったらいけないので伏せました)