next one is better one



060824  「茶碗づくり」



昨日は久しぶりに茶碗のロクロ挽きと削り作業。
しばらく作らなかったのは春の個展に向けたくさん作ったので
いらなかったということもあるのですが
今年は梅雨が長く、明けたら猛暑続きで夏バテ、
体調がすっきりせず作る気力がありませんでした。

ロクロは集中力がいるので体調が悪いと作る気にならないのですが、
茶碗制作はもっとデリケート。
体調や気分、それにロクロ作業を一日二日続けていて
手が慣れるというか肩慣らしが出来た状態じゃないと出来ません、
いきなり作ると鈍くなってしまいます。

そして翌日の勾台削り。
土の硬さが重要で食器を削る時より柔らかめ。ゆっくりのロクロ回転、
カンナを持った右手と回転ペダルを踏む右足に神経を集中して
カンナを振るわせ、ロクロのスピードに緩急を付けながら
1回転する2秒弱の間にえぐるように削ります。
勾台の中の削りは一瞬で失敗するとおじゃん・・・
終わったらヘトヘトなんですがうまくいったものがあれば
疲れも吹っ飛びます。

オーバーだなと、思われるかもしれませんが
茶碗を作る時はいつもこんな感じです。
このあと釉を掛け焼くという工程があり気を抜けません。