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040309 「クマガイモリカズ」
京都高島屋で熊谷守一絵画展を見てきました。 大規模な回顧展を見るのが初めてで 素晴らしい作品の数々に感動して帰ってきました。 何年か前、蓬莱の先生宅へ行きましたら床の間に書が飾ってあり 「モリカズはえぇなぁ〜」と仰って作品の話をしていただきました。 恥ずかしながらそのとき初めて熊谷守一という名前を知り、 それからすぐ安い画集を買いました。 またいつだったか、多治見のある先生のお宅へ行ったら 客間に書が飾ってありました。 同じような陶芸観をお持ちの先生お二人が 同じ好みと知り、妙に納得しました。 そのことを実家で話したら親戚の伯父も名前が同じで フアンだと聞きました。 ・・・そんなこともあり僕の中で特別な存在でした。 そしてやっと展覧会の機会、 絵が主でしたが本でしか見てなかったその作品は素晴らしいものでした。 これ以上無防備な状態はないというぐらい仰向けで寝ている『眠り猫』 ピンクのお日さん『日輪』は手をかざしたら熱を感じるのではというくらい暖かい。 色は単純なようで深く気品を感じました。 単純だけど骨太で力強い作品の数々、 陶芸の先生方が好まれた気持ちが少しわかった気がします。 |