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.......1983年の向こう側で、この年を逆に転がす。浸食
が結晶化する。浸食した物(それは存在に追い込まれ
る)は突然破滅する。そして早送りされた死は逆に再
生する。

......しかし83年のほとんどは、エントロピーから共力作
業―完璧な円をたどるには、細い線を歩かなくてはな
らず、脱線に向かう力を防ぎ、中心に向かおうとする螺
旋本来の力を抑えなければならない。主が決定した半
径を常に観察し、曲線への弦を捨て、ついに気がふれ
ると、残りの人生に飛び込み、こう考える―車輪は車に、
羽は飛翔に!

さて後ろ向きにはどうみえるのか:

.....自由にあちこち飛びまわるハヤブサは空を離れてジャ
ガーの車輪に舞い降りる。左後輪から運転手(ヒッチハ
イカー鳥の古い友達)への有利な点は、何か言う必要が
ある時、気にくわないことが多いこと。確かに、車の中は
ごちゃごちゃだ。逸脱の回転軸の100万回目の回転ま
でに、車輪自体は曲がり、金属は燃えあがる。
.....しかし心は車輪のように、円の冷えゆく静観に戻って
いく。

......1983年1月:声帯を震わせ、僕の美に捧げる人生の
一番最後の最も高度な進化の結果で、満たされない泉の
深淵を理解しようと覗き込み、僕は彼の盤の円周に
乗った。
 
 
 
 

ニューヨーク・シティ    1984年3月

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