79年の2月まで僕の物語を逆向きに
書いてみよう。ローリー・バードまで。
最後に見た時彼女は長い下着を着ていて、
赤いつなぎのモンキーベイビー 僕らは
ある朝(3月3日だったか)さよならをいった。
アスペンの暖炉のある部屋だった。ウィーンに
飛んだ。最初はオーストリアの反対側で、
雪の中で「ミレーナ」を練習しながらクロスカン
トリーをした。
ミレーナとは4ヶ月過ごした…一緒に映画の中を、定めら
れた自殺まで歩いた。ニック・ローグが僕を連れていって
くれた。
でも、フェニックスのように彼女は僕の逆向きの本の最後のページで飛び
立つだろう。そしてついには僕は泣きじゃくりながら書くようになる。復活の
音楽に、フィル・スペクターの  「オールド・マン・リバー」の調べにのせて
僕たちの 愛の大きさを 思い知る。僕の無くしたものの大きさも。

    ここからそこまで順番に埋めてみよう: ポールとアーティーが
      (失敗を避けるために)一緒に働いた第3期時代; ヨーロッ
        パ旅行; アレクサンダー・ウォーカー; ファンレター;
         僕の本; セントラル・パーク; 『シザーズ・カット』;
          彼女の日記;三層からなる僕の『物語』―
           a)僕たちの4年間の歴史、b)79年2月
             から8月までの生活、c)「ジェラ
              シー」の台本;彼女の死;
               僕たちの愛; 彼女に。
 
 
 
 

L.A.からN.Y.にむかう機内で    1984年 1月