.....................................................そして僕は
外見をバタースコッチ色に変えよう、
  あずき色に、あしげ色に、あんず色に。
そして金色と、とび色の糸で玉虫色に織った
  チェックのアスコット・タイをしめよう。

僕はテラコッタ色に日焼けして、
  にんじん色の、しょうが色の赤毛の色に―
アーモンド色にこんがり焼けた男―僕の頭
  の中はオークル色になる。

茶色ではなく、焼けたシエンナ色のスエード―
  僕の冬物のコート、あったかいやつ―
みすぼらしいのではなく、質素な作りで
  でも鉄さび色の裏打ちがしてある。

そして赤に近づき過ぎず、
  でもオレンジの側にいよう それから僕は思う
    かつてはピンク・ビューティを
      彼女の恥らう頬に読み取ったこと
  そして彼女が死んだことを。
 
 

フランス, レア―ク   1983年12月
 

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