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Catch 22  (邦題『キャッチ22』)
製作:1970年アメリカ 監督:Mike Nichols(マイク・ニコルズ) 公開:1970年(米)/1971年10月(日本)
日本 VTR:ビクターエンターテイメント LD:廃盤 DVD:
Joseph Heller (ジョセフ・ヘラー) の同名の反戦小説を映画化したもの。Artは、つれないイタリア人の娼婦に恋をしてしまった純真な Captain Nately (ネイトリー大尉) の役を演じています。

Art はこの映画と、Simon & Garfunkelの曲をサウンドトラックに起用してヒットした映画「卒業」(The Graduate) の監督、Mike Nichols に出演を依頼された時のことを、1997年12月7日に出演したラジオ番組"Idiot's Delight"で次のように語っています。

Vin:そうそう、もちろんマイク・ニコルズ監督だったよね。君とマイク・ニコルズは「卒業」で知り合ったんだよね?

Art:そうだよ。67年に僕達が「卒業」の曲をやってた時に、彼も一緒に働いてたはずだ。で、僕らを役者として、もしくは僕を役者として、目をつけたんだと思う。僕はその後、68丁目に住んでいたんだけど、彼が家に訪ねてきたんだ。彼はリムジンに乗ってきてね、窓を下げた。僕は道でマンションの隣にあった修道院の修道女たちとしゃべってたんだけど。彼は窓を開けて、僕に台本を手渡した。「君がこれまで演じたことがないのは知ってるけれど、ネイトリー大尉の役を読んでみて欲しい。君なら出来ると思うんだ。」ってね。読んでみて、ひとりでくすくす笑っちゃったよ。その配役がはまってるというのが見て取れてね。ネイトリーの中に自分を見てとれたんだ。自分でも驚いたけど、実際にちゃんと台詞が言える、という自信があったんだ。

有名な話ですが、この映画にArtが出演したことが、S&G解散の原因になったとも言われています。当初、Paul Simon も出演するはずだったのですが、役そのものが台本から削られてしまいました。
Artは75年10月11日付けのイギリス Melody Maker 誌の記事で、「そもそも、なぜ解散したのですか?」という問いにこう答えています。(原文はArt Garfunkel Official Websiteこちらのページ)
(長い間)…「そうですね、映画『キャッチ22』とマイク・ニコルズのせいというのもあったでしょうし、スケジュールがあわなくなったというのもありますし、アルバム製作のプロセスからしばらく離れるというのが楽しかったというのもありますね…かつてほど新鮮ではなくなったと言いますか…『どうして解散しちゃいけないんだ』っていう風に考えるようになって…他の人はみんな解散なんて気でも狂ったのかって思うみたいだけど、なんでだめなんだ、やってみるのも悪くなさそうだ、しばらく物事を分けてみるのはって考えるようになったんです。」

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