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ロンドン
1984年 2月



解説
 
この詩はローリーの死を知らされた時のことだと思う。どうしてアートがオランダにいたのかは、はっきりわからないけれど。「ジェラシー」の撮影が一部オランダで行われたのかもしれないし、アートが撮影の合間をぬって、2・3日休暇を取っていたのかもしれない。どのような場合でも、極度のストレスやショックを受けた時、人間の精神は奇妙な働きをするものだ。アートは母鴨とヒナたちが入り江のほうに行くのを見ていたことを憶えている。ホテルまで路面電車に乗ったことも憶えている。ホテルには「家に電話せよ」という電報が届いていた。

アートは私たち読者に誰が電報を送ったのか、誰が悪いニュースを告げたのか(男性だったということしか)、明らかにしていない。しかし、"Are you sitting down?"【まず、座ってくれ。】という不安な気持ちをかきたてる、忘れることの出来ない言葉は、悲しい知らせだと直感させる。この先、アートの人生は、変わってしまい、2度と彼女の死を聞かされる前のような生活は出来ない。また、かなりの間、コントロールすることも出来なくなる。
 


この分析への質問は作者のMary K Rhinehartさん<MARY-JERRY@prodigy.net>に英語で直接お聞きになるか、日本語で訳者<chie_mc@hotmail.com>まで、お問合せ下さい。感想も熱烈歓迎です。 

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