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私的マトリックス考

「今私たちが生きているこの世界は、仮想現実かもしれない」

 
1999年世界的大ヒットとなった MATRIX。

この映画に非常に惹かれる物を感じました。
VFXを多用した特撮技術、日本の格闘アニメを実写で表現したかのような格闘シーン、主演のキアヌ・リーブスのカッコ良さ、等々あげればキリがありませんが、

「この世界が、現実ではなく仮想世界だったら・・・」

というこの映画のテーマ、世界設定、語られるコトバには、量子力学東洋思想が織り込まれ、(専門家の方々にとっては低次元な、ごくさわりだけの内容かもしれませんが)
ふーん、凄いなァと思っちゃったのです。

「この世界が、現実ではなく仮想世界だったら・・・」

普通こんな事を聞くと、「んな、バカな!」で片付けられてしまいますが、

最先端科学では、「それしか考えられない・・・」ってな事になっているそうです。

私は、過去何度となく、このテーマについて書かれた書物に出会いました。

1冊は、学生の時に買った科学読本・・・と言っても子供向けにやさしく書かれたという感じのものでしたが、非常に説得力がある内容でした。

その本をもとに、ちょっと自分の考えた例えを加えて説明しますと、
 1.この物質世界は、スキマだらけ!?
左の図は、誰でも見覚えがある、原子の構造の簡略図です。
簡単に説明すると(難しい説明は出来ないだけ・・)、
原子構造は、真ん中に原子核があって、そのまわりを回る電子で構成されています。

驚くのは両者の距離!!

仮に電子が回る軌道を東京ドームの外周とすると、ドームの真ん中に置いたパチンコ玉が原子核の大きさになるそうです。

それじゃ、その間は・・・ス ・ キ ・ マ ???

この世界のすべての物質は、酸素でも鉄でも人間でも分解していけばこの原子(もっと細かいクォーク)で構成されています。

もしも・・・
 原子構造が見えるくらい
すごーい目のいい 宇宙人がいたら・・・

そうです。この世界は、
 酸素やら炭素やらの分子がうごめいているだけの世界!
 しかもスキマだらけ!


・・・続く