画家名・アーティスト名一覧  Artist INDEX
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ロココ
18世紀
マリー・アントワネットの時代である。フランス革命まで続く。17世紀末のベルサイユ宮殿に代表されるような豪華さはないが、貴族的な優美さがある。

ロココスタイルはフランスを中心に、18世紀のヨーロッパへ広がって行った。

以前のように、真面目な美術ではなく、ちょっと薄っぺらで軽いのが特徴である。ロココという言葉はフランス語で、貝殻装飾(ロカイユ)からきている


政治的には安定期である。

しかし、美術の世界では、少しだが、変化はある。

フランスはアカデミーの理論が力があったが、1704年のサロンでは、はじめて、風俗画が大量に登場している。

歴史画が中心だったアカデミーに対する挑戦である。

18世紀は、歴史上の英雄や理想的な風景よりも、現実に目を向けるようになった。

加えて、アカデミーの合理主義的な理論とともに、「感情」が重視されるようになる。

19世紀のように価値の多様化はまだ、そう多くは見られないが、その礎は築かれつつあったのである。

そうした、流れは、現実生活の変化にも由来する。

ロココ装飾に表れた中国趣味、1738年に始まったヘルクラネウムの発掘、続くポンペイの発掘は、18世紀に生きる人々に、ヨーロッパ以外の世界、あるいは古代世界を、身近なものとしてとらえていく機会となった。

社会の中心も貴族だけではなく、市民階級が台頭し、美術のパトロンとしても参加するようになる。

シャルダン、フラゴナールなどは、経済力をつけてきた市民の支持なしには活躍できなかった。

ルイ14世の長い治世の後、ルイ15世(在位1715-1774)の、再び長い治世が始まっていた。

ルイ15世は、王権に対して、さほどの絶対性はなかった。

ルイ14世は王権を造り上げなくてはならなかったが、ルイ15世にとって、王権は、与えられたものだったからである。

美術の分野ではアカデミーは、その権威を振るっていた。

画家は名誉が欲しければ、アカデミーに「歴史画家」として、入会することが、一番であった。

上流市民が増え、歴史画家でなくても、注文が取れ、生活できた画家たちも、名誉が欲しくて、歴史画に挑戦した。

シャルダン、グルーズ、フラゴナールがそうであった。風俗画、肖像画家として、人気があったのにもかかわらず、歴史画家になることを痛烈に望んだ。

肖像画は、18世紀、「人間」に興味が向いていくのと同時に、そのレパートリーを広げていく。

人間の性格や心理を表現するようになり、より自然で、親しみやすさが強調された。

特に、17世紀にはほとんど見られなかった、子供の肖像画が増えたのは特徴的である。

それまでは、子供は単に、身体の小さい「大人」だった。しかし、18世紀になると、ルソーに代表されるように、子供は「純粋無垢」の存在である、という考えが広がった。これは、今日まで継承されている思想である。

ボン・ブーローニュ   (1649-1717)
ニコラ・ド・ラルジリエール  (1656-1746)
アレクサンドル=フランソワ・デポルト  (1661-1743)
ルイ・ガローシュ   (1670-1761)
クロード・ジロ  (1673-1722)
ジャン・ラウー  (1677-1734)
ド・トロワ  (1679-1752)
ヴァトー  ( 1684-1721)
ジャン=マルク・ナティエ (1685-1766)
ジャン=バティスト・ウードリー  (1686-1755)
フランソワ・ルモワール  (1688-1737)
ランクレ  (1690-1743)
イアサント・コラン・ド・ヴェルモン  (1693-1761)
パテール  (1695-1736)
シャルル=アントワーヌ・コワペル  (1694-1752)
カナレット (イタリア) (1697-1768)
ルイ・トッケ  (1696-1772)
ティエポロ  (1696-1770)
エチエンヌ・ジョラ    (1699-1789)
シュプレイラス  (1699-1749)
ジャン=バティスト=シメオン・シャルダン  ( 1699-1779)
ジャック・アンドレ・ジョゼフ・アヴェッド 
ジャン=バティスト・ペロノー
フランソワ=ユベール・ドルーエ
シャルル・ナトワール  (1700-1777)
モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール  (1704-1788)
ブーシェ   ( 1703-70)
ポンペオ・バトーニ (1708-1787)
グルーズ   (1725-1805)
フラゴナール  ( 1732-1806)
エリザベト・ヴィジェ・ルブラン  (1755-1842)

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