後期印象派
後期印象派
後期印象派は19世紀最後の20年間の画家たちのグループにつけられた名前である。彼らの共通点は、印象派というスタート地点以外は、ごくわずかである。セザンヌ、ゴーガン、ゴッホ。皆、レベルの高い天才である。
ルネサンスと同様、印象派は逆行できないものを創り上げた。すべてのアートが、自然に、「印象派の後」という感覚を持つ。
西洋絵画は遠近法の使用から、印象派まで、長い間、現実に見えるものに似せようとしてきた。しかし、絵画はここにきて、実物に似せて描くのではなく、人間の複雑な内面、感情を織り込もうとし始める。ここから、セザンヌから、現代絵画は始まる。実物に似せようとしなければ、自由である。ついに絵画の自由が始まったのである。
彼らは、人間の内面・感情という新たな主題において、テクニックを磨き、経験をつんでいき、絵画をより抽象的なものに近づけていった。そして、次世代のアーティストは、多大な自由を得たことになる。
後期印象派とは、ひとつの動きではない。印象派以後の多様なスタイル、理想の中で、アーティストは印象派に限界を見出し、満足しなくなり、あらゆる方向へ流れ出していった。
絵画が現実に見えるものに似せて描くのが当然だとするようなことには、これ以後、二度と戻り得ない。

ポール・セザンヌ  Paul Cezanne(1839−1906)
アンリ・ルソー Henri Rousseau (1844−1910)
ジョルジュ・スーラ  Georges Seurat (1859−91)
フィンセント・ファン・ゴッホ  Vincent van Gogh (1853−90)
ポール・ゴーガン  Paul Gauguin(1848−1903)
アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック Henri de Toulouse-Lautrec  (1864−1901)
ヴュイヤール Edouard Vuillard (1868-1940)

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